音・岩・光

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25122016

DIALOG IN THE DARKへ。

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1988年のドイツで産声をあげたダイアログ・イン・ザ・ダーク。哲学博士のアンドレアス・ハイネッケ氏が発案した暗闇体験イベントは今では全世界で開催されているらしく、最近ふとしたことから知ったのだけど、Misaoさんからの僕への誕生日デートコースとしてこの日に組み込まれていた。

ここからはある意味で若干のネタバレになってしまう(ので注意!)けれど、暗闇の中へ8人のグループを組んで入り、ガイド役のアテンド(も含め計9名)と約90分間を共に過ごすのがこのDIDの主旨で、如何に視覚に頼って自分が生きているかを暗闇という媒体によって知ることが出来る。暗闇によってもたらされるのはそれだけではなく、この日に初めて会った8人の結束の速度であり、視覚障害者が普段何を思って生活しているのか、それに対して自分はどう接しようとする(というよりは時間と空間を共有する)と、より深いところで理解しあえるのかを考えるきっかけになった。この感覚は、言葉が違うカナダで自分がどう周りと接していくかを考えたときと同じようなもので、異文化コミュニケーションそのものだったと断言できる。

もともとDIDへ来る前から知っていたけれど、アテンドが視覚障害者というのが素晴らしいコンセプトだと感じられた。そういう意識で普段の生活している訳ではないけれど、彼らは何かしらの助けを必要としているように自分が無意識に反応しているのは認めざるを得ない。これが入口から逆転する。与えている側と受動している側という線引きも曖昧だし、そういう難しいことを抜きにして、一緒に楽しく空間と時間を共有できたら純粋に楽しいよねという感じだろうか。区別することが如何に無意味かが判る瞬間でもあった。

自分も白杖を持って暗闇の部屋を進んで行くと、3部屋目で光が完全に無くなり、ここからいよいよDIDのプラットフォームが幕を開ける。「暗闇のエキスパート」と紹介があったアテンドの声が、文字通りこの空間の中では頼りになることこの上なし。感動すら覚えたほどだった。

最初の薄明かりの部屋で説明を受けていたときに、アテンドは「声を出している人が、①どの位置にいて、②どれくらい自分から離れていて、③どんな姿勢かも判る。」と話してくれた。①②は想像できるとして、③までホントに判るんかい!?とちょっぴり信じられなかったけれど、これが以外にも判るようになって(きた辺りで90分が終了。。。)きて、自分にもそういう眠っているというか使われていない感覚器官があるんだなぁとしみじみ。最後の方は暗闇が愛おしくなってきて、光のある場所へ戻るのが躊躇われる、楽しいことだけを続けたい子どものような反応をみせていた。

どんなにモノを見ようとしても見えないことに自分が納得すると、五感の一角である視覚を自分が切り離す場面に遭遇できる。するとまず、自分がどのくらいの容積空間にいるのかが判るようになってくる。こういう小さな発見(=感覚の鮮鋭化)を体感すると、自分も少しだけではあるけれど暗闇のエキスパートに近づくことができるようになり、それが更に次の感覚の目覚めに寄与してくるようになる。自分の内面でこれの繰り返しを進めていくことになるのだけれど、他の8人とのコミュニケーションも必要不可欠で、声を出し合って現状報告をしてみたり手を取り合って歩みを進めてみたりが続く。初めて会ったにも関わらず、触れることにも触れられることにも全く違和感を感じないのは、まさしく暗闇の成せる業なのだろう。進入社員研修でここが使われる理由も良く判る、特に東京という土地では。暗闇と対話し相手と対話しているこの現状は、インターネットを介して姿の見えない第3者と交流することとなんら変わりはないように思われるけど、と不思議に感じられた。

最後にもうひとつ。時間の感覚が物凄く速く感じられたのが印象に残っている。最後の部屋では、食事や飲み物も買うことが出来るので、是非1,000円札をポケットに入れて暗闇に進んで行って欲しい。見えすぎて困る、何か変化が欲しいなと思うときに足を運んでみて欲しい。

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by Tashinchu | 2016-12-25 11:00 | Amusement | Comments(0)

23112016

南アルプスはなかなか手強い。祝日にレンタカーを使って向かったのは長野県飯田市。両親がオーナー契約した林檎の木が実りの秋を迎えたので、林檎狩りというわけだ。静岡組も僕ら東京組も飯田市に行くには結構な回り道を要求される。東京からは中央道で行けば1本で行けるのだけれど、一度諏訪湖あたりまで北上してから南へ下らないといけないし、静岡からは浜松あたりまで西に出てから北上するといった感じだ。その回り道をする原因が南アルプス。リニアが突っ切ろうとしているけれど、この難所は何とか残して欲しいと思いつつ、トンネルがあったら随分楽になるかもとか思ったりもした。飯田に行く機会は殆どないんだけど。

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ここからの眺めは好きだなぁ



集合は9時半だったので、6時くらいには調布ICから中央道に乗ったような気がする。ユーミンの中央フリーウェイに出てくる歌詞のままの景色が、未だに調布基地周辺にあるのは凄いことだなと感心しつつ、Misaoにはその興奮を五月蝿い(風が強い訳ではなく)と一蹴されて小仏→相模湖→大月と、渋滞に巻き込まれることなく順調に進んでいった。

天気予報どおりの曇り空で、雲に向かって進んで行くような感じだったけれど、甲府手前のPAに来るころには西の空がしっかりと見えるようになっていた。が、諏訪湖周辺や伊那あたりに来るとまたしても曇り。休憩で立ち寄ったPAの南アルプス看板が役に立たない残念な眺望が広がっていた。いつも実家の静岡では南アを東や南側から見ているので、西側からはどんな感じに見えるか楽しみだったけど天気には勝てない。で、飯田にくるとまた晴れた。忙しい空模様だったけれど、奥多摩や南アルプスなどの標高があるところに、雲が乗っかって居たんではないかと最終的には結論付けた。

甲府や諏訪、飯田など、周りに2,500~3,000級の高い山があって、そこに平地が大きく広がっている地形は静岡ではないような気がするなと中央道を走っていて感じた。伊那から飯田に下ってくるときには、林檎や葡萄畑もあってオカナガンのような景色が目の前に広がってきたようにも感じられたし、富士川や天竜川の作り出した地形は大井川のそれとはまるで違うなと、静岡は山というよりは海に影響を受けた地形が魅力なのかもと思えた。もちろん富士山の裾野のあの地形も好きだけどね。まぁ山梨・長野は海岸線を持たないから、そうなるのは当然といえば当然か。


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伊那名物のロー麺を買っておけば良かったかも




飯田IC近くのレンタカー屋で車を乗り捨てて両親達と合流。ほぼ高速しか走っていないので、ハイブリッドではないVitzだったけれど燃費が25km/L超をたたき出した。最近の車の燃費は凄まじい。この日は、うちの両親とMisaoのママも来て、何だか最初は不思議な感じがしたけど、楽しい1日になったのでまたどこかへ旅行に行くのも良いかもしれない。

林檎狩りへは農場研修センターに集合して、そこからバスか何かが出ているのかと思ったら、会場では受付だけ済ませて各自車で農場へ向かう感じだった。センターでは色々なイベントが催されていて、安曇野の林檎の木オーナーとは一味違った感じ。もち投げや、ビンゴゲーム(ビンゴが出て、何故かトマトジュースをGet)、直売・詰め放題などなど、祝日にあわせて多くのオーナーがやってきていて、ごった返していた。飯田市(なのかここの地区なのか)この戦略は上手い。静岡はお茶の時期にGWがあるから、茶の木オーナーとかどうだろう。というか、そんなことしてる間がないくらい忙しい時期だけど。



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1本の林檎の木からダンボール6箱以上もの収穫があった。隣の芝は、、、と同じで、隣のオーナーの木の方が赤くて量も多く見えてしまうのは欲深さの表れ。来年の目星は付けたのだろうか、休年と収穫年があるらしいから、同じリンゴの木を狙うのもアリだろう。収穫はものの30分ほどで終わってしまったけれど、自分で獲った林檎はとにかく美味い。密もちゃんとありボケてもおらず、この日だけで3個くらいは一気に食べたんじゃないかと思う。「ボケる」と長野で使えてニンマリの自分だった。

10軒ほどの農園がそれぞれオーナーを募集していて、1本10万円を超えるような木のオーナー資格もあるらしい。多くの農園がこの一大イベントに参加しているため、1年で終わらず複数年に渡ってオーナーを試せるようになっている。同じ農園の違うリンゴの木、同じ農園のオオーナー権利額が違う木、違う農園の木などなど、色々試せるのでリピート率も高いんじゃないかと思う。お金があれば一気に数本買うことも出来るんだけど、帰りの車内が林檎まみれになることは間違いないだろう。収穫の手間は省けるし、不作であってもオーナ権利料でまとまったお金が入るし、ほんと上手いことやるなと感心しきりだった。


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帰りは静岡駅から電車で東京へ。と、その前に静岡まで出る必要がある。中津川→土岐→豊田と高速をつなぐ方法もあるけれど、国道151号線をチョイス。Misaoさんが発見した蕎麦屋さんに滑り込み予約して昼ごはんを食べたり、道の駅で休憩したり、残りはくねくねくねくねした山道を走って、三ケ日から静岡へ。浜松市内に来る頃には暗くなっていたので、この日も富士山は見ることなく東京駅へ。帰宅してから、ドライフルーツ詰め放題のパック(M+Mで2つ)を車内に忘れてきたことを気付く。くねくね山道で振られないように、林檎を入れた段ボールに入れておいて、それをすっかり忘れていたためである。



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後日、実家から郵送で届いたパック
詰め放題の詰め方も様々



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by Tashinchu | 2016-11-23 10:00 | Sightseeing | Comments(0)

23092016

いよいよカナダ滞在も最終日。正確には24日も残っているけれど、朝6時の飛行機なので何かをするなら今日が最後になる。最終日は前の職場Tim Hortonsキャンプへ。大きく変わっているところもあれば、僕らの仕事が残っているところもあったり、ここでも時の流れを感じた。


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見慣れたこの景色



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Stablesには全天候型のアリーナが完成(右建物)



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2児のパパとなったGerberことジェフ


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カナダに唯一と思われる日本郵便のポスト(非公認)



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Misao画伯の作品もしっかり残っています



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KenもRyanも大きくなっていました



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1000万画素カメラでもここまでいけるもんです



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Property Managerは新しい人になってました
新しいマシン(左)となつかしのLandmower



既にこのときには数時間も予定から押していたので、あと2つある予定の1つはキャンセルに。MECに行きたかったけれど、オンライン購入してアズカズに頼めばいいか。Lee Valley Toolsにも行って、自分のカンナの替え刃を買う予定も御流れ。まぁ、これもまた次回ということで。


本当ならPoutineを食べにLa Belle Patate行く、というかTim時代のスタッフとランチをそこで共にするはずだったけれど、キャンプを出たのが2時前ですから。なので、プティーン屋さんではなくThree Sistersの麓にあるKatie宅へ直接お邪魔をすることにした。ここでもNewカマーがお出迎え。Katieもしっかりママになっていて、3年って結構変わるもんだなと、今回の旅で何回思ったか数え切れないけど、つくづく思い知らされた。


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ルーシーちゃん



少ない時間だったけれど、時間を作って会ってくれた皆さん、ありがとう!Bow Valleyに別れを告げて、空港隣接のホテルにチェックインするためカルガリーへ。最後は恒例だった、Kevin&Naokoさんとのディナー。その後に、あの事件が起こる訳です。それはまた次回。




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by Tashinchu | 2016-09-23 16:30 | Sightseeing | Comments(0)

17092016

シアトルでの焼酎(液体)持込は無事通過し、ようやく目的地のYYC(カルガリー国際空港)へ到着。ヤフオク事件も無事落札したようで。着陸1時間前くらいから黄葉が進んだロッキーの山並が見えてくると、懐かしい気分とようやく着いたの安堵感でどっと疲れが出てきたのが判った。着陸数分前には見慣れた風景も見られたし、2013年の洪水の影響は(空からでは判らないんだけど)もう見られずと言ったところ。


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やっぱり香ってきたメイプルシロップ臭と、今回はパイン/スプルースの松脂っぽい匂いも感じられた。シアトルで再度預けたスーツケースもちゃんと届いていたので驚く。無事に届くのが普通なので驚いちゃいけないんだけど、シアトルで楕円に周るベルトコンベアに吐き出されてくるスーツケースを受け取って、30m進んだ後に、今度は左右に流れるベルトコンベアにただ乗せるだけで終了したあの作業。空港スタッフが行なっても良いんじゃ無いかなぁとか思った。


予約されているレンタカー(が大きなSUVだったのにまた驚いた)をピックアップして、いざカルガリーのT&Tへ(←そこへ最初に向かうか!?って感じですけど)。成田離陸前にグローバルWifiをレンタルしてきたので、Team新婚のT夫妻に連絡を取ってみると意外と近くに居て時間があるとのこと。小腹が空いてきたのでベトナミー料理を食べてからT夫妻のベイスメントへ。

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数年ぶりという感じがまったくしません。2時間半もしゃべってたようで、話はクライミングやPR、日本やカナダのことなどなど、次から次へと話題が盛り沢山。いい感じでCatch upできたような気がします。上手い具合にスケジュールが合っての再会だったけれど、クライミングのスケジュールは全滅。また次回ですな。本当は最終日に予定を作っていたけれど、今となっては最初に会っておいて良かったと思うのであります。最終日はてんてこ舞いだったし。


という訳で、楽しい時間の後は、ロッキーの御膝元Kananaskisへ。道の名前は忘れていたけれど結構覚えているもので、すんなりと16ave.のHWY1に乗り込み進路を西へ。日も傾いてきて斜陽が良い感じに風景を照らしてくれてましたが、サンバイザーは全く効きませんな。眩しい中の運転となりました。



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いわゆる河岸段丘なんだろうか



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先にやってきているW家とトレーラーで合流して、The 北米な夕ご飯

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by Tashinchu | 2016-09-17 14:00 | Sightseeing | Comments(0)

01092016

国際運転免許を発行してもらうため、仕事前に東京都庁へ。

免許関連の庶務を担当する部署までやってきたところ、既に入口まで列がはみ出してきていた。仕事に間に合うかどうか心配だったけれど、とりあえず並んでみると、するすると列は進んで行き、数分でカウンター前に立っている。カウンターは4人がきびきびと対応していて、どうやら運転免許更新の人々が、列の大半を占めているようだった。

というわけで、役所お決まりの「番号順に進んで行く」のをやっていくことに。確か写真撮影→①→④→③の順にと言われたんだっけ? また色々待たされるのかなぁと思っていたら、ものの5分で全てが終了。後日発行でも無く、即時発行で、トータル10分も居なかったんじゃないかと思う。1時間の猶予を持ってやってきたので、都庁の展望室にでも行ってみようかと思いたち、地下に設けられた専用エレベーターに並ぶ。むしろこちらの列の方が進みが鈍かった。


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上は新宿駅側、東方向を見ている。駅ビルとか、遠くには東京ドームとスカイツリーが見えていた。下は原宿・渋谷の南方向。緑が広がっている部分は明治神宮御苑と併設する代々木公園。今年はデング熱どうだったんだろう、なんて頭をよぎっていた。西側に周って、富士山は見えないかと思ったけれど、霞と地平線上の雲で見られず(下写真上)。北西側、池袋や埼玉・秩父方面も同じように遠くは霞んでいた(下写真下)。


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というか、四方八方ビルばっかり!そりゃ人もうじゃうじゃ居る訳だと納得。この展望台は無料なので、海外から来ている観光客の数も多かった。フランス語を話すガイドさんを伴ったグループや、アジアの富裕層(なのは巨大なカメラ+レンズ2台を肩から下げていることからも明らか)の集団など、多くの人で賑わっていた。僕も今度広角レンズを持って帰ってこようかな。夜景もここから見られるらしいし。



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by Tashinchu | 2016-09-01 10:00 | MISC. | Comments(0)

15082016

実際のところじっくり真剣に見たのは初めてだと思う。小さい頃に手をひかれて行ったのを微かに覚えているけれどそれきりで、一体どんな祭りで何が行われているのかは、隣の番地のことなのに知らないでいた。中学のときにこの祭りをモティーフにした人形を製作したことも、最近になるまですっかり忘れていたほどである。

「徳山の盆踊り」は、鹿ん舞・ヒーヤイ踊り・狂言からなるお祭りで、毎年8月15日に行われている。今回行ったのはウン十年ぶりだったが、子供のころに比べて明らかに人が減っているのが判った。国の重要文化財に指定されているけれど、今後、日本各地で小規模の伝統行事が消えていく・失われていくのだろうことが想像できるのは辛い。


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来年はこの盆踊りを解説した解説書を購入しよう。どんなものなのか、例えば狂言のストーリーは何なのかとか、そういったのを読んでから見るだけでも違ったものが得られそうな気がする。狂言の内容はとことん気になった。この地域のことを演じているのか、その辺を知りたい。刀を持ち舞う姿を写真は捉えているけれど、どんな場面なんだろう。



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鹿ん舞は、雄1匹雌2匹の鹿に扮した同地区の少年(中学生くらい)が、厄をはらい五穀豊穣を願う舞いなんだそう。中学にあがったときに、徳山地区(確か隣の地区の子も混じっていた)の同級生が、横浜かどこかで披露されるイベントへ参加するために学校を休んで出かけていったことを思い出す。自分の地区/番地も徳山の隣だが、小学校の学区が違うので鹿ん舞の役は回ってこない。これは町制施行前の各村の所在に因る。こういった歴史というか変遷も忘れ去られていくのだろう。



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このヒーヤイ踊りもストーリーを全く知らないので、解説書の出番となるだろう。まだ口頭でその内容を伝えてくれる年配者はいるのだろうか。当時の盆踊りがどんなものだったのか、文字では伺いえない空気感みたいなものが、まだそこにあるのであれば是非とも、と思った。この地区の女性は皆この踊りを踊れた時代があったんだろうなぁ。


見物の人数は減っていたけれど、写真愛好家の数が異様に多いことには驚いた。この舞台の正面は、とても立派な機材と重厚そうな三脚で半ば塞がれている、と言って良いほどのひしめき合い方で、舞台前は見物用なのか撮影会が開催中なのか判らなかった。まぁ、自分もカメラを引っさげて見物に行っているので殆ど変わりはないのだけれど、何か残しておきたい気分にさせるんだろうか、だったらビデオの方がいい気もするし、ただ、予想もしなかったカメラ集団がそこに居たことには心底驚いた。トーマスフェアの影響もあるのかも知れないし、ただ単に息子や娘の雄姿を写真にということだったのかも知れない。夏の祭りは色んな意味でドラマがある。


一度はLiveで見てみたかった鹿ん舞を堪能した後は、田舎の(奉納)花火を大井川河川敷で眺めて帰宅。スターマインという単語は死語に近いのかもしれないけれど、発数だけが取り上げられる大きな花火大会にはない静かな良さがあるように思う。「これはぁ~、○○(←地区名)~♪○○株式会社様のぉ、ご奉納~♪」と、ひとつひとつの花火に説明が加えられたあとに花火が打ち上がる。この独特の抑揚を持ったアナウンスも久しぶりに聞けた。

1発の花火は山々に何度も反響して、ゴォォォォォーと深い残響を広げていき、この余韻が消えてから次の花火が打ち上がるというような流れだ。宮沢賢治の作品に出てきそうな夜でもある。残念ながら昼間の通り雨の影響で、霧が出ており夜空に咲く花を見ることは出来なかったけれど、外灯少ない山奥の真っ暗闇が突如、爆音と共に赤や青、緑に明るく彩られていくさまは、この日しか味わえない贅沢なものだったと断言できる。




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by Tashinchu | 2016-08-15 20:00 | Events | Comments(0)

26062016

Violinを楽しんだ後は、谷中と日暮里あたりを散策し、師匠の工房を訪ねる。ちょうどヴァイオリン製作教室が開催中で、生徒さんと色々話すことが出来た。邪魔になっていないことを願う。バスバー合わせをしている人、パフリングを施している人、それぞれに製作を楽しんでいるようだった。私も修理ばかりでなく1挺は作らなければと思えど、相方の野望やそれに絡む懐具合など諸々の言い訳を先にしてしまう。反省。。。



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by Tashinchu | 2016-06-26 16:30 | Sightseeing | Comments(0)

04042016

昼の国立天文台に来るのは初めてかもしれない。
この日は夜半から雨で、ハッキリ言って行く気も削がれていたけれど、バスに乗って三鷹駅に着く頃になると、まさかの晴れ間がのぞいてモチベーションがあがった。

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父は無類の星好きで、地元の天文台のメンバーにもなっている。野辺山には母と行ったことがあるらしいが、ここに来るのは初めてで、子どものように目を輝かせているのが直ぐ判った。
前日に長距離バス移動と浅草などの観光で相当疲れていて、2日目はのんびり過ごすと断言していたところに、「明日は国立天文台に行きますかね?」と提案したら、ミサオがバルセロナのミース・ファン・デル・ローエ建築で見せたときと同じように、一気にオーラが変わったくらいだから相当だろう。



「ここは絶対に見ておきたい」、「ここへは立ち入ることが出来るのか?」等々、テンションMAXの父を横目に、母は文句も言わずに見学をしている。この辺のバランスが大好きである。野辺山の電波望遠鏡を見に行ったときは、父は言わずもがなで、母は望遠鏡が皆んな同じ方向と角度をしているところがツボにはまったのだそうだ。見学者にはステッカーを体のどこかに貼っておくよう命じられているが、僕に貼っ付けてあったそのステッカーは、綺麗に剥がして御土産に持って帰ってもらうことにした。

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Carl ZeissやNippon Kogakuなどの文字が並ぶドーム内。何でもかんでも商標ばかりで退屈な現代のロゴやマークと違って、当時のフォントはイキイキしていてリアルな感じがする。

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帰りのバスぎりぎりまで、歩き回って(広いキャンパス内をほぼ1周したような格好)御土産も買って、無事新宿へと辿り着いた。この日から営業を開始したバスタ新宿。非常に微妙な動線とデザインで、天文台で歩いた距離以上に疲れてしまった。4Fのバス出発階に行くエスカレータは、上りの1本のみで下りはなく、見送りに着た自分は待合のような場所にあるエレベータで降りなければならない。そのエレベータもバス利用以外の他階のお客も使っていて、大変な混雑だった。開業ブームが落ち着いたら空くのだろうか。

上りエスカレータの降り口にはバスターミナルの発着場所などを記載した看板があるけれど、それが通路がちょうど狭くなったところに建っていて、バックパックやスーツケースを持って嵩の大きくなった人が動脈硬化を起こし、人の流れを止めてしまっていた。などなど。改良が進んでくれたら良いのだけれど、両親はそんななかでも、東京という人の多さを楽しんでいたように思うのだった。






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by Tashinchu | 2016-04-04 12:00 | Astronomy | Comments(0)

04042016

昼の国立天文台に来るのは初めてかもしれない。
この日は夜半から雨で、ハッキリ言って行く気も削がれていたけれど、バスに乗って三鷹駅に着く頃になると、まさかの晴れ間がのぞいてモチベーションがあがった。

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父は無類の星好きで、地元の天文台のメンバーにもなっている。野辺山には母と行ったことがあるらしいが、ここに来るのは初めてで、子どものように目を輝かせているのが直ぐ判った。
前日に長距離バス移動と浅草などの観光で相当疲れていて、2日目はのんびり過ごすと断言していたところに、「明日は国立天文台に行きますかね?」と提案したら、ミサオがバルセロナのミース・ファン・デル・ローエ建築で見せたときと同じように、一気にオーラが変わったくらいだから相当だろう。



「ここは絶対に見ておきたい」、「ここへは立ち入ることが出来るのか?」等々、テンションMAXの父を横目に、母は文句も言わずに見学をしている。この辺のバランスが大好きである。野辺山の電波望遠鏡を見に行ったときは、父は言わずもがなで、母は望遠鏡が皆んな同じ方向と角度をしているところがツボにはまったのだそうだ。見学者にはステッカーを体のどこかに貼っておくよう命じられているが、僕に貼っ付けてあったそのステッカーは、綺麗に剥がして御土産に持って帰ってもらうことにした。

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Carl ZeissやNippon Kogakuなどの文字が並ぶドーム内。何でもかんでも商標ばかりで退屈な現代のロゴやマークと違って、当時のフォントはイキイキしていてリアルな感じがする。

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帰りのバスぎりぎりまで、歩き回って(広いキャンパス内をほぼ1周したような格好)御土産も買って、無事新宿へと辿り着いた。この日から営業を開始したバスタ新宿。非常に微妙な動線とデザインで、天文台で歩いた距離以上に疲れてしまった。4Fのバス出発階に行くエスカレータは、上りの1本のみで下りはなく、見送りに着た自分は待合のような場所にあるエレベータで降りなければならない。そのエレベータもバス利用以外の他階のお客も使っていて、大変な混雑だった。開業ブームが落ち着いたら空くのだろうか。

上りエスカレータの降り口にはバスターミナルの発着場所などを記載した看板があるけれど、それが通路がちょうど狭くなったところに建っていて、バックパックやスーツケースを持って嵩の大きくなった人が動脈硬化を起こし、人の流れを止めてしまっていた。などなど。改良が進んでくれたら良いのだけれど、両親はそんななかでも、東京という人の多さを楽しんでいたように思うのだった。






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by Tashinchu | 2016-04-04 12:00 | Astronomy | Comments(0)

24012016

所用で降り立った西日暮里駅へ戻ると、そこから日暮里駅までをぶらつくことにした。時間はまだたっぷりあるので上野辺りまで歩いていく予定だったが、一駅だけになってしまったのには理由がある。谷根千まで出てしまったわけではなく、年が明けてから読み始めた本「仏教美術入門 一目で見る仏像の生い立ち(佐和流研著)」が非常にタイムリーだったためだ。山手線で一駅分に2時間も費やしてしまうと、次の予定に間に合わなくなってしまうのは当然だろう。


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明王さまにも沢山種類があって、名前はもちろんその始まりや仕事(役割)もそれぞれに違う。判別できるほどにはなってないので、もう一度読み返す必要がありそうだ。六地蔵さまも沢山おられて、なかなか足が進まない。





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更には、富士見坂。案内看板を読んでみると、その昔にはどうやらここから富士山が見えたらしい。すると近所のおじいさんが色々説明までしてくれて「あのビルとあのビルの間辺りに、こんな感じで顔を出してくれていたんだよなぁ~。」なんて、感慨深げに当時を思い出しつつ話してくれるものだから、これまた足が止まってしまうのである。ただ、今では見えない富士を想像しながらみる坂からの景色は、その出会いが無ければただの看板とまりだった訳で、ぶらぶら歩くのもやはり楽しい。


日暮里までようやく出てきて、最後のお寺の参門に残る弾痕を見つける。上野戦争という単語は初めて聞く。京都もそうだが、東京も歴史があって沢山の史跡が残っている。特に山手線の東側は今後たくさん歩いてみたいという思いを一層強くしたこの日だった。
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by Tashinchu | 2016-01-24 13:30 | Sightseeing | Comments(0)