音・岩・光

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28022016

祖母の四十九日がつつがなく終わる。お寺では数百年も前に描かれた、達磨法師と武帝との物語の衝立(だったと思われるが、現在は襖戸になっている)を見させてもらった。達磨さんは禅宗ならではだろう。描かれた当時には、鉋という類の道具はなく砂を使って表面を磨いていたらしいことに非常に興味を持った。人間は、ものごとを行うために色々考えるものだなぁと、モノで溢れた現代を感じた。

今回の帰静で一番の驚きと喜びは、自分に甥/姪っこができることだろう。予定は9月らしい。1月、葬式が終わって家族で話しているときには既にお腹にいた訳で、その時に何気なく子どものトピックをあげたけれど、よくよく思い返してみると返答時のしぐさが不自然だったなと思う節がある。その当時、自分は赤ちゃんのことを全く知らなかったけれど、血のつながりはそういうことに気付く力を持っているのかも知れない。

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その時に、妹夫婦が御土産に持ってきてくれた晩白柚(バンペイユ)。大味な夏みかんという感じで、でも酸味はなくて美味しかった。大きさはハンドボールの玉よりも大きいような気がする。2ふさでお腹いっぱいになるくらいの破壊力を持っていた。



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ピザ釜はこんな感じ。中に置いてある七輪でも判るように、1月の大雪から寒い日が続き、コンクリが凍ってしまう気温だと作業が進まないので進捗は緩い。ただこの状態でもパンは焼けるらしく、注意してみると後ろには窓がついているのが判る。GWにはピザを食べられるんじゃ無いかと期待している。煙突も買ってきたことだし、季節も進んで、いよいよ楽しみになってきた。




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by Tashinchu | 2016-02-28 10:00 | MISC. | Comments(0)

27022016

この週末も帰静。祖母の四十九日と浅野の練習の為。
静岡まで迎えに来てくれた父を連れて百貨店へ。誕生日が近いので老眼鏡を新調し、帰りにはピザ窯の煙突を購入した。

浅野4人での練習は8年ぶり。この日もスタジオへは行かず、ネヴァーランド最上階でこつこつと編集を重ねていった。ミサオも同席しているので1部屋に5人は手狭かなと思っていたところ、何と2部屋を同時中継して練習をするという、まさにネヴァーランドな仕様に驚いてしまった。


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Mixされた音はヘッドフォンから、お互いの映像はプロジェクターとTVを見ながら息を合わせていく。ひとりひとりにマイクが割り荒れられているので、会話も問題なくできる。いっそのこと貸し/レコーディングスタジオにしても良いのではないかと思う。まだ詰めの作業を行なう必要があるけれど、かなりカタチになってきたと感じる。懸案事項は私の足さばき。エレキギターを弾かなくなって久しいので、エフェクター踏みのタイミングとスピードがまだまだ追いつかない。練習は前回と同じように録音をしているので、それらの音源を聞きながらイメトレをしていくしかないだろう。3月にも一度帰静できると良いのだが。。。

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フライヤーが出来上がってきた

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by Tashinchu | 2016-02-27 20:00 | Music | Comments(0)

24022016

弓の毛替え最終試験が無事終わり、残すはセットアップの試験のみとなった。試験と試験の間にやりたいと思っていたことがある。それは駒の腕部分が楽器の音色や音質、音量に与える影響を調べること。

通常の駒繰り(飾り切り)は、ある一定のセオリーに従って行われている。天邪鬼な自分は、そのテンプレートから大きく外れた駒が、楽器をどう変化させるか前々から知りたかった。

実験内容は、駒の腕に当たる部分やハートと呼ばれる人間でいう心臓辺りの穴に、それぞれ加工を施して音の変化を調べるというもの。

楽器や弦、セットアップなどの条件は同じにして、それぞれに加工をした同じブランドとグレードの駒を8枚ほど用意。勿論、足合わせや飾り切りは終わっているものを使う。この為にせっせと同じ条件の駒を作るべく、でもないけれど、セオリー通りに完成された駒をコツコツ貯めてきた。

それらに穴を空けたり切れ込みを入れたりして、いざ実験開始である。

実験に際しては、クラスの2人や先生方にも加わってもらい、客観的ではないものの多くの耳を借りてそれぞれについて感想を述べてもらう方法をとった。

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気になる結果は、その苦労を思うとここで書くのは勿体ないのでやめておくけれど、総じてそれぞれの駒について同じような印象を受けていたことが興味深い。この実験を通して、駒の飾り切りの重要部分が見えたことは間違いなく、セオリーにプラスαの味付けをすることによって、更に良い音が引き出せることが判った。

また、飾りのそれぞれのパーツ(腕やハート、腰など)が、音の色・質・量に対して何を担っているのかが判ってきたのも嬉しい。これの一部については反証が必須なので、十分確からしいという域を出ない部分もあるけれど、楽器の個性に応じて飾り切りを調整できるメリットは大きい。

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次回実験をやるときには、それこそShun君にお手伝いを願いたいものだ。

頭の中で考えたこと、人から聞いた情報が当てにならないのは、どの世界でも同じ気がする。知的好奇心は強く、実験によって色々な確証を得ていくスタンスは変えずに持ち続けていこう。




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by Tashinchu | 2016-02-24 20:00 | Instruments | Comments(0)

18022016

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Banff CentreでShun君から、ヘッドフォンについて色々な手ほどきを受けたのが、かれこれ3年も前のことになる。東京藝大の音響を専攻していたんだったかな、で、クラシックなどの生音についてレコーディング+ミックスダウンするときに有用な、ヘッドフォンはどんなものがあるかオススメをいただいていた。そこまで高価なヘッドフォンは要らないので、と手に入れたのがAKG K141Studio。

今では141Mk2や141HDなども出ているらしいけれど、Studioが欲しかったのね。ドンシャリ言うような音作りは元々苦手だし、クラシックやジャズを平凡に分離した音で聴きたいとなれば、これが一番なんじゃなかろうかという結論に達した訳でありました。勢いで購入したLEPYのアンプにPhoneジャックが無いのは痛いけれど、そしてアンプも通さずにMPファイルなんかを聴いているのは、意味がないんじゃとも思いながらiPhoneやLaptopにぶっ挿して聴く、と。

あとは浅野やMTR(今でもそう呼ぶのだろうか)の音源を聴くときにも使えるというのも大きかった。We are the worldでマイケル・ジャクソンが首から掛けていたのが、これ(もしかしたら上位のK240かも)だったようにも思う。そんな歴史のあるヘッドフォンなのだが、長く使っていると、耳に当たる部分の塩ビが、反応・劣化しボロボロと取れ、粘っこくなってくるようだ。これはUSEDだったので、元々そんな状態だった。中央の穴の空いた部分にあるスポンジもボロボロという有様。

各サイトを検索してみるもイヤーパッドは販売完了で、(2016年2月現在)唯一在庫としてあるサイトには、片方だけで数千円もの値段がついていた。これを2つ買うなら新品の後継機を買った方が良いわけで、海外の某サイトには純正ではないものの、お買い得なジェネリック品が沢山並んでいた。というわけで、お隣の国からイヤーパッドを取り寄せて交換することにした。



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調子に乗って、ストレートから巻きケーブルへも変更。なんだかDJっぽい感じになっている。ケーブルが換えられるのも嬉しいし、ポイントが高い。あと数回は浅野の練習も残っているし、これがまた活躍してくれるんじゃないかと期待している。

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by Tashinchu | 2016-02-18 18:00 | Music | Comments(0)

17022016

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ミロスタム(ロイヤル)には40mmが無いらしい。仕方がないので、41mmだったかの側面を削り落として40mm強になるように加工した。解れていたA線は新調して、E線についてもスチール弦の標準ゲージに交換。

豊満な低音はガット弦だからというわけではなさそうで、高音に関しても伸びやかな音がキンキンせずに出てくれる。デスピオのエコリア駒のときに目立った、A線からD線へ移弦する際のバランスの悪さはほとんど無くなり、共にスチール弦のEA線がお互いに楽しくなってくれているように思う。ここから更に、駒繰り(飾り切り)についてもデータを集めて行きたいところだ。

駒の足幅と魂柱位置に加えて、駒の質も音に大きな影響を与えることが判る。が、表板厚とバスバーの大きさ・位置・バランスはさっぱり判らない。この楽器は表板が極端に薄いし、バスバーも小さすぎる。加えてバーの接着はセオリーとは逆の方向にされているのである。理論的にこうだこうだという人がいるけれど、充分判っているのか疑問符が付く。もう少し経験を積んで、判ってきただろうと自分自身が感じ始めたとき、僕は正直に判らないと言えるだろうか。


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by Tashinchu | 2016-02-17 21:30 | Instruments | Comments(0)

14022016

世間はヴァレンタインズDayだが、この日は北海道からやってきた(正確にはグアム経由で)達也・エリちゃん夫婦とチカちゃん達とジムへ行く、予定だったがナリちゃんの調子が戻らず、チカちゃんの実家の近くで遊ぶことにした。

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この日は5月ですか?というような陽気で、フリースとジャケットを持っていったのは失敗だった。駅前の雪の塊は、北口の陰にあるのにも関わらずみるみる溶けていた。1月の雪がこれだけ残っていることにも驚いたのだけれど。





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by Tashinchu | 2016-02-14 13:00 | MISC. | Comments(0)

11022016

有言実行とはこういうことをいうのだろう。法事で出られなくなってしまった従兄弟ちがいの本選応援だったが、見事に本選で1位を獲得して受賞者の演奏会参加が決定した。最年少は幼稚園から高校生くらいまでのグレードとコース別に分かれているので、受賞者も沢山おりプログラムも3時間弱ほどの長いものだったため、彼の演奏の前後1時間ほどを鑑賞した。

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今回はMisaoも一緒に行けるので、会場のある原宿周辺を散策した。建国記念日でもあるこの日に明治神宮の周辺は、なにやら物々しい感じがしていて、警察車輌や警察官の姿が至るところで見られた。あの角を曲がっても車、この角には人である。

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肝心の演奏は、今まで見たことのない表現者としての、彼の姿を見たといったところか。実家のピアノに向かって、ポロポロと弾く姿を見せてはくれていたけれど、あれとは全く違う音と世界を見せてくれた。贔屓目に見ても、前後の演奏者とも格が違うくらいだったように思う。小学前半生のときの自分のピアノのレベルを考えると、小曲3曲をミス無く弾き終わるだけでも凄いわけで、子どもはスイッチが入るとそれは恐ろしい集中力を見せるものだと関心しきりだった。本人と母は1音ミスったと言っていたけど、その音じゃないGの音に気をとられた私の耳。楽譜通りに弾くのは大変なんだなぁと、その後は他の演奏者の発表を聴きながらピアノの音に集中していた。演奏者は呼吸が大事で、聴き手はその逆なのかも知れないと思う。演奏が終わって、自分が息をしていなかったことに気付く場面がちょこちょこあった。



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by Tashinchu | 2016-02-11 14:30 | Live/Concert | Comments(0)

10022016

クジラ巻きよりも先にやろうやろうと思っていた弓修理がある。クジラ巻きと平行に進めてはいたのだけれど、それがこの先端チップ交換だ。これも随分前に欠けさせてしまい、しかもモーティス(モルティス、穴の部分)の角の部分にヒビまで入っているという燦々たる有様。楽器のほうが仕上がってきたので、このチップ交換も何とか終わらせてしまいたいと常々思っていたのだった。

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よくもまぁ、これで毛替えが出来ていたと思う。



このチップ交換も練習で数回行なったきり。そんな訳で、またしても感覚を取り戻すため、自分の弓には人柱になってもらったという感じだ。黒檀シート部分はそのまま使おうと思えば使えたけれど、えぇい全部取り替えてしまえ!と一旦全てを剥いでゼロから始めることにした。突端のチップの接着をした際のものだろうが、その職人さんの使った接着剤がばっちりと竿部分にも付着していたし、ヤスリで竿が少し削られた(のは残念)形跡があったので、全体像を一度見てから進むべき道を決定したかったというのもある。チップには種類があって、象牙や金属など様々あるが、今回は価格も加工もしやすいイミテーション象牙を使うことにした。金属はやったことがないので、何を使ってどのように加工していくのか、接着はどうするのかなど興味のあるところ。象牙は、加工のときに繊維の向きとか面倒くさそうだなと思うし、お金も無いのでパス。



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まだまだ綺麗な曲線を出すことが出来ていないけれど、ひとまずこんな感じに仕上がってくれた。ミロのヴィーナスとか綺麗なカーヴをもっと沢山見る必要がありそうだ。早速毛替えをしてみたけれど、詰め木を入れるときの安心感が違う。研ぎなおしておいたナイフやノミが、一気に切れなくなったけれど数日で無事に完成してニンマリなのであった。あとは、極小ではあるが削られてしまった部分のニス補強をすれば完成である。これで弓に関してはチップも巻き線も交換したので、あとは高級な馬毛で極上の毛替えをしてあげればDone doneだ。その極上の毛替えがなかなか難しいところではあるのだが。毛替えはとにかく奥が深い。





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by Tashinchu | 2016-02-10 21:00 | Instruments | Comments(0)

08022016

銀線巻きの交換は何度もする機会があるけれど、クジラ髭(イミテーション)の交換はその耐久性から滅多にやることはない。練習で一度やったきりなので、自分の弓で練習がてら交換巻き直しをしてみることにした。もともとは金線が巻かれていた弓だったが、乾燥したカナダ内陸の気候のせいだろう、緩んで解れてきてしまったので、現地の工房へ修理に出したことから今回の交換劇は始まることになる。その工房では金線を在庫していない(というか問屋でも置いていないところが多いのだから、殆どどこでもそうだろう)ので銀線を巻くことになったが、フェルールやスクリューも金仕様なので、巻き線だけ銀色なのは変な感じに仕上がることになる。金線は純度の違いはあれ、勿論金なので材料費だけで諭吉さんレベルになってしまうのも、、、ということで、銀線を巻いていたのだ。

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仕上がった巻き線は、ご覧の通り革巻きとの比率も同じで、何とも不恰好なものだった。今回巻き直しで判明したけれど、工房が所有していたその時の銀線の量も少なかったのではないだろうか(だから革巻きを長くして対応したように思われる)。例え金属の量が数g減っただけであっても、重心のバランスは悪くなるのもでPlayabilityが格段に落ちる。まして、密度・比重の違う金と銀なのだからその差は歴然である。見た目も悪いし、これは日本に帰ったら高いお金を出してでも金線に巻き直そうか、と思っていたところにクジラ髭の巻き方を教わっってしまったものだから、気分は一気にクジラ巻きに傾いた。しかも材料価格が格段に安いときた。これはやるしかないだろう。


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まだまだ粗が目立つが、自分のなのでOKとしよう。




重さのバランスは、銀線へと巻き替えた瞬間からオリジナルのバランスポイントは失われてしまっているので、スタンダードな部分になるようにしたつもりである。幸か不幸か、既に銀線での操作性に慣れてしまっている(というか、そこまで自分はシビアに判らないというのが正直なところだけど)ので、巻きを替えてみたけれど大きな変化は感じられなかった。それでも銀線のときよりはバランスは良くなった様に思われる。弓先の暴れかたが更に少しWildになった感じがするけれど、まぁ仕方がないだろう。クジラ髭を買った後に教えてもらったのだが、金メッキの巻き線をそろえているアクセサリー屋さんがあるらしい。本物の金ではないけれど、どうしてもクジラに馴染めないようであればそれに交換するのもありかも知れない。操作性と見た目、そして予算の全てが万点になる巻き線の旅はまだまだ続きそうである。




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by Tashinchu | 2016-02-08 20:30 | Instruments | Comments(0)

04022016

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シャケ丼。Misao秘伝の味付けが最高である。



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by Tashinchu | 2016-02-04 19:00 | Foods | Comments(0)