音・岩・光

カテゴリ:Instruments( 60 )

23022017

ギター棚やクライミングロープマットもそうだけど仕事も充実の2月。チェロのブッシングにフェルールの作成などなど、おまけに弓の講習まで行かせてもらって、そこで(ではないかもだけど)風邪までこじらせて。。。


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完成後の試奏では、名だたるチェロ協奏曲の冒頭を聴くことが出来て感激





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Misaoさんがいないと体調管理が、ね
エネルギーを使ったのか、水分が少なかったのか、異常な体脂肪数値をたたき出したTANITA
復帰最初のジムでは体が軽い軽い




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by Tashinchu | 2017-02-23 18:00 | Instruments | Comments(0)

024012017

少し前の記事で作った鉋の革袋のリベットボタンを入手して取り付け。あれ?革の色が違うと気づいた人は流石。実は鉋は大小2つあるので、2つ革袋を作っていたのです。こちらは小型の鉋とその袋。リベットにする予定だったけど、リベット取り付けの工具を買わないといけないので、これだけの為にわざわざ買うのはと思い、羽折式のマグネットボタンにすることに。磁力もしっかりあって、これでようやく鉋袋は完成。


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by Tashinchu | 2017-01-24 21:00 | Instruments | Comments(0)

08012017

今年は正月休みをたんまりもらえたので、色々な工作や作業を進めることができた。全ての道具を持参できなかったけれど、実家にも色々そろっているので問題はなく、スムーズに諸々を完了させられたのは嬉しい。いわゆるのところの事情で、刃渡りのある刃物を持ってこなかったために借りた父の片刃ナイフ。やはり父の研いだナイフの切れ味は良い!

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駒の飾り切り用ナイフの鞘
ヴァイオリン横板と黒檀を使用


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初挑戦で色々バタバタしたけど、鉋バッグ
加工用の道具が揃ったので、今後は革代だけで進められるのが嬉しい
蓋を閉めるリベットボタンを探し中


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黒毛で弓の毛替えを行なった
見慣れないけれど、弦への食いつきは白とは別物
次回は金属磨きを忘れずに持って帰ってこよう
そして先端チップも交換しなければ






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by Tashinchu | 2017-01-08 13:00 | Instruments | Comments(0)

23122016

前にも書いた通り、12月はキャンペーンをやっていて色々忙しく作業・仕事を行うことが多かった。弓の毛替えはお客さんの応対もしながら4時間で3本こなしたり、スピードが質に影響しては意味がないんだけど、レベルも上がってきているような気がする。まだまだ意識して、そして集中して行なう必要があるけれど満足してないのは伸びしろがあるということだし、満足したら成長は終わるのでこのままキープして行こうと思う。


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毛替え


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箱開け



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パッチ貼り


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革巻き交換



そんな中、気になるニュースが。
ローズウッドの輸出入の際してワシントン条約にからむ規制が来年から始まるとのこと。代理店さんに聞いてみると書類の量が増えるだけで、今のところ輸入に関しては問題ないと返答があったり、同業者は個人輸入の木材が停まっているとか発信していたり、今後が気になるところ。それを見越してなのか、ツゲでもローズウッドでもない新たなフィッティングを卸さんが紹介してくれた。Plum(スモモ)なんだそう。かなり軽いけれど身は詰まっているのだろうか、音はどう変わってくるんだろうか、気になる!


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by Tashinchu | 2016-12-23 18:00 | Instruments | Comments(0)

16122016

Rのテールピースが目印のRickenbacker620。同じようなタイプの325にはアームが付いていて、音をうにょうにょさせたいときにそれを使う。620ではそれは出来ないので、今までどうしてもそういった感じの音を出したかった場合は、ネックをベンドさせる(折れそうで怖いのであまりやりたくない)かRテールピースを押したり引っ張ったりしていた。でも、そんなのではたかが知れている訳で、結局アーム奏法はやりたくても出来なかったのが実情である。


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そんな訳で今年、サンタにお願いをしたのはBigsbyB5C。男子はメカメカしているのがとにかく好きなのだ。浅野の般若心経もかなりエグイ感じになること間違いなし!

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ネームプレートもクラシカルな装いになって、ペグをいじってヘッドもスッキリしたし、ビグスビーがついたら更に格好良くなったと自画自賛。ピックアップとブリッジに出ている、錆びやメッキ剥がれとピカピカのB5Cとのアンバランスさが、、、だけど、あと3年もすればいい感じに錆びれてくるはずなので良しとしよう。リッケン620は巷に沢山生息しているけど、これで他者とはひと違う躯体になってくれたのではないかという気がしている。

肝心の音はというと、ブリッジからB5Cへの弦の落ち込み角が上がったので、テンションが増してパリッとした生音になった。またRテールピースは宙ぶらりんだったけど、B5Cはネジで留まっているのでサスティーンにも少なからず影響が生じていると(今のところの印象ではそう)思われる。これに関してはもう少し弾き込んでみないと判断するのは難しいところ。リッケンバッカーはアタック直後の「ジャキッ」から、すぅーっと消えていく感じが音の特徴なので、これが殺されてしまっては意味がないけど、その昔にサスティンを上げようとあれだけ頑張ったのに全く改善しないんだから、B5C装着でサスティンが向上することはまずないだろう。

B5Cの質量がボディのボトム部に加わったことで、ボディの重心バランスも以前とは明らかに変わった。これがネックの振動やボディの振動にも影響を与えていることは自明で、生音でも音が変わっているんだからアンプからどんな音が出てくるのか楽しみで仕方がない。この辺をしっかりと突き詰めていくと、他のエレキギターやアコギ、はたまたヴァイオリンにも使える部分が出てくるのではないかと思う。弦楽器について(軽く)学び生業としていると、素材や密度が音に与える影響が建設的に見えてくる(ような気がする)。

あと、いい音というのは千差万別で、また主観的であり、「おおよそ普遍的な良い音は存在し得ないのではないか」と思うのが2016年に導き出せた収穫といってもいい。あるタイプのいい音を強制して、それ色に染められてしまった第3者は、普遍的な良い音として認識してしまう危険性をも孕んでいるし、それを詐欺に限りなく近い商売にしてしまうのはどうかとも思う。それが大多数になったときには、バイアスの掛かった音が「良い音」になってしまうし、などなど。なかなかどうしてな問題だろう。


話は少し変わって、


AIの物申す事柄はまだマイノリティだけど、近い将来にAIの技術が更に進んで、例えば「自動運転VS人間の運転」でAI運転での事故がゼロになってしまった場合とか、AIが必要善になった場合に社会はどうなるんだろうと考えてしまうことがある。この例えの場合は、その方が断然に良いわけで、自動運転の自動車保険はウンと安く(もしくは無くなる!?)可能性もある。逆に人間運転の保険はべら棒に高くなることもあるだろう。もしくは更に進んで、自動運転以外は違法となってしまうことすら考えられる。

そういった感じでAIが社会に浸透して、AIの判断や仕事が人間よりも正しかろうと認識される、つまり大勢を占めている世界になった場合、いままで人間が正しいだろうと感じる倫理の事象に対して、真っ向からAIが対立するような物言いをした場合に、ヒトはどう判断を下すのだろうか、その辺に興味がある。「良い音」に対しての操作についてや純粋な「良い音」の問いに対する答えをAIは与えてくれるんだろうか、判断材料をもたらしてくれるんだろうか、知りたいけど知りたくないなぁなんて、今回のBigsby装着前後の音について考えていたときに妄想は広がっていったのでありました。


話は戻って、


Bigsbyを取り付けると、その後に必ず引き合いに出されるチューニングの不安定さの問題について。自分の楽器についているブリッジはオリジナルのもので、それが乗っている状態でうにょうにょしてどうか?となると、やはり2や3弦辺りのズレが出てくるのは仕方がないだろう。ブリッジを換えるか加工することで不安定さを潰すしかないと言った感じ。ただ、運の良いことに(なのか?)ムスタングのトレモロアームで慣れているので、チューニングがズレた状態から元の状態にアーミングで戻す方法を会得しているので、そこまで心配しなくても良いだろうという安心感はある。ムスタングで使った方法がビグスビーでも使えるので今のところはこれで良いし、いつになるかは判らないけど、今後ブリッジを加工してみようかなと思っている。

結局は趣味のギターなので、自分の好きなようにやれば良いし、良い音だって自分の主観バリバリのいい音にすれば幸せなことに変わりはない、っちゅうことだろう。しっかし格好良くなったなぁ~とケースを開けてはニマニマする日が続いている。

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by Tashinchu | 2016-12-16 09:30 | Instruments | Comments(0)

13122016

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仕事先では冬の感謝祭の一環として弓の毛替えキャンペーンも行っているので、ほぼ毎日弓の毛替えがある。他の庶務も兼任しながらなので、両手が塞がっているときに電話が鳴ってみたり、お客さんがやってくることもあるけれど、もし今後独立した時のことを考えると、いいシミュレーションにかわりはない。
とりあえず100本くらい毛替えをしてみて、やっとおぼろげに毛替えのいろはのいが判りかけるくらいと教わったけど、確かにその通りでまだまだ奥はとんでもなく深い。弓も色々で、もともとの個体の性格や、演奏者がどんな風に弓を演奏・管理してきたかが何となく判るようになってきたのは嬉しい。

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そんな中、クライマーでありヴァイオリンも弾く、N海さんが毛替えにやってきてくれたのは12月の頭のこと。以前に楽器の調整もしてくれて、旦那さんがヒマラヤ遠征に行ってる間は、音楽に集中すると話してくれた。一軒家(だったかな)に引っ越したこともあって、今後はピアノを入れる予定もあるらしい。N海夫妻は共に楽器をするみたいなので、今度ジムだけでなく音楽会もしたいなぁと思いは膨らむのでした。そう言えばM夫妻のBlogとSNSが更新されてないよねという話にもなったけれど、こちらも欧州遠征中だったようですな(と後日確認)。


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砥石が薄くなってきたので、うちの両刃包丁用に研ぎ器を作ってみた。試作品なのでV字の角度や台座の大きさなどなどを今一度調整する必要があるけれど、プロトタイプにしては元の包丁よりも切れ味が上がってくれたし、もしかしたらこれで十分かもという気持ちにもなる。時間があればメイプル材にニスを塗って、らしいモノに仕上げてみるのもいいかも知れない。



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by Tashinchu | 2016-12-13 09:00 | Instruments | Comments(0)

04112016

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恒例となってきた文化の日周辺の九段下詣で。仕事前に行ったので、会場から1時間だけしか居られなかったけれど、でもそれくらいの時間だけで充分なのかも知れないと思った。

弦楽器フェア2016の会場は、日本武道館の横にある科学技術館で毎年行われている。弦楽器フェアもいいけれど、文字通り科学的なことを展示しているそちらのイベントも非常に気になった。入口横のお土産屋さんでは、子供用の宇宙服(船外用ではないけど)が売られており、スペースシャトルシステムの乗組員の写真で彼らが着ている、オレンジ色のアレが精巧に子供服になっているとかなり格好良く見えた。誕生日でもあるし、初の甥っ子へのプレゼントでも、と考えたけれど値段が値段なのでスルー。

学校時代の先生やスタッフ、代理店の営業の方たちとひと通り挨拶を交わして、目当てのペグセットを探す。4本で1,000円のツゲ材ペグを手に入れることが出来た。ぼっそぼそなんだろうけれど、音がどれくらい変わるのかだけでも判れば儲けものなので時間があるときに試してみようと思う。

会場は初日の開始直後だったこともあって混んではおらず、快適に会場内を周ることが出来た。日本弦楽器製作者協会会員製作作品やそれぞれの出店が展示する、楽器を熱心に試奏している姿はいつもの通りで、騒がしい中でも音の良し悪しは判るのだろうかと考えてみたりするのもいつもの通り。風物詩といえばいいのかも知れない。

今回の収穫は、そのツゲ材ペグと次の月曜日にある講習会の情報をGetできたことだろう。月曜日が休みでよかった。

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by Tashinchu | 2016-11-04 10:00 | Instruments | Comments(0)

01112016

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ふと思い立って、ギターの箱開けを
まだまだ先の話だけど、完成が楽しみなのです





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by Tashinchu | 2016-11-01 09:00 | Instruments | Comments(0)

26102016

幸運なことに、有名製作家のオールドイタリーをクリーニング&弾く機会があった。この楽器には松脂がこびりついていて、表板ニス面上の居心地が相当に良いらしく、合計10時間ほど掛けてようやくオリジナルニスの輝きに辿り着く長い道のりを必要とした。

調整&クリーニング前の音の状態とクリーニング後のそれはまるで違っていて、毎日のクリーニングの大切さを再確認。無駄なものは「着けない・付けない・残さない」がやはりベストなんだという思いが強くなった。通常のクリーニング方法では全く歯が立たない、クリーニング大好きのスタッフが取り組んでも駄目だったくらいの頑固な松脂堆積について、どのようにそれを落としていくかの経験や方法も編み出せたので収穫三昧の2日間である。その後の指の凝りは凄まじいものだったけれど…。


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調整後に持ち主が試奏してくれて、それがやっぱり上手いんだわ、微細な指摘を音として表現してくれるのに感動しきりだった。例えば、駒足が合っていなければ隙間があるのを視覚的に認知できる、というように耳からくる感覚的なものよりも、視覚に訴えられるとそちらに注意は向ってしまいがちだ。けれども、自分が試奏したときには感じられなかった更にワンランク上の音が、彼の演奏能力をもってすると引き出せそうなんだけど、「引き出せていない(けど良い)音」として現状が出てきているのを耳にすると、この音と職人サイドが思う現状セットアップとの因果関係がよりクリアになってくる。

今回の場合でいうと、既に駒の高さが足りないので、これ以上のハリやコシといったテンション感を音に加えるのは既築のセットアップでは(他にも色々あるけど)難しいと、演奏をしなくても数値を使って理論的に導き出すことはできる。ただ、それを音として提示されると理論的/物理的要因を逆説的に感じられて、原因と結果がひとつの線としてバチッと繋がってくる。この体験は凄く価値のあるものだった。同時に、もっと自分の演奏技術を上げないと、そこに気付けないよとも突きつけられたんだけど(まぁ、演奏家と二人三脚で突き詰めていけば良いところではある)。そして、アプローチは違えど突き詰めると結果として同じ答えに行き着く点も興味深い。



最近はいい音のする楽器に触れていなかったので、久々に豊満で潤沢に贅沢な音を感じられてリフレッシュできたし、この楽器と自分の楽器とを比べて何が音的に違っていて、構造的にまた物理的に何をどうすると理想の音に近づけるのか(またその限界)についても、いくつかの方法がみつかったのでおいおいそれを試してみようと思った。きっかけがあると行動に繋がるけど、それがなくても行動できる人は凄いと思う。

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by Tashinchu | 2016-10-26 17:00 | Instruments | Comments(0)

13102016

スイッチが入ったまま、その情熱をずっと持ち続けられるのは、能力なのかあるいは性格なのか。ある特定のことに対してはそうだけど、別にと思うものは、種火で燃やし続けることすら難しい。

Rickenbacker620のペグワッシャーを外して見た目はスッキリしたけれど、ずっと感じていたネームプレートがダサい件に関して、そのペグ周りの断捨離が上手く行えたので、勢いそのままに作ってしまえば良いのではないかと行動に移した。

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前回までのリッケン620



現行品を購入すると、僕が購入したのは既に15年も前になるけれど、トラスロッドを隠すためにヘッド真ん中で白く輝いているネームプレートは、その当時から写真のように白プラスチックにエンボスみたいな凸面で文字が浮き書かれた仕様で付いてきていた。ネットがまだ浸透していない2000年代初頭なので、何の疑いもなく「うぉ、これがリッケンバッカーか」と、ケースを開けてはニヤけ、を繰り返していたのを覚えている。が、それをダサいと思うようになってしまった経緯も含め、まず色々書いておくことにする。ちなみにシリアル#から検索すると、このリッケン620は2001年の第6週に完成しているらしく、つまりは2001年の2月5日~11日生まれということになる。


時代は進んで、リッケンバッカーの画像やらを見ていたとき、John LennonのRicken325のヘッド部分が僕のとは違う印象を受けた。モデルが違うからだと思っていたけれど、どうやら原因はそのネームプレートで、色々調べていく内にネームプレートにも時代の変遷があることが判明した。現行品は写真のようなものだけれど、当時は厚さ数mmの透明な板の裏面(ヘッドに触れる面)に白地の背景と黒い文字がペイント?されているものだった。つまり、鏡のように手前には透明なガラスの層があって、その向こう側に物体(鏡なら反射する銀色の部分)がある感じ。トースターでプラバンをやったことがある人なら、あんな感じといっても良いかも知れない。それを見てからというもの、現行品のプラスチックが如何せん安っぽく見え始めてしまったのである。


じゃ、楽器店に行ってGibsonやFenderのパーツのように買い換えればいいじゃんと軽い気持ちでいたんだけど、文字通り問屋は卸してくれなかった。リッケンバッカー社はいくつか種類のあるネームプレートを別売りしておらず、割れた・壊れたなどでパーツが必要な場合、壊れたものは本国に送って回収・交換するシステムをとっているのだ。日本の正規代理店がパーツを抱え込んでいるんじゃないかと、本国のホームページを見てみたけれど内容は同じものだった。


ならばオークション。でも、ただのプラスチック/アクリル板に20,000円以上の高値がついているのを確認したら、そのままラップトップの蓋を閉じるしかない。こういうときだけChinaコピーを期待してしまう、浅はかな日本人がここにいたりする。もちろんそれもなし。「仕方ない自作するか」の最終解答が導き出されてきた。

一応書いておくと、ネームプレートのRickenbackerのフォントおよびあの形状は登録商標されているらしく、営利目的で勝手に作るとよろしくない。今回は個人の楽しみの範疇なので、しかもオリジナル持ってるし、ストラップピンを変えるとかそんな感じで、ここを見てる読者も1日片手の数もいないし、、、と書いておくことにする。



という訳で、戦いの記録を写真の羅列で紹介しておく。

まずは楽器店に行って、ヴィンテージのリイシューモデルについているネームプレートをマジマジ観察して、それっぽい厚さのアクリル板を購入するところからスタート。プリンタという便利なものを持っていないので、シールになった黒いシートも文房具屋で購入。


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ネームプレートをコピーしてきて黒シールに合わせたら、輪郭を丁寧に切り出していく



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アクリル板にシールを剥がしてペタする




が!、ここで最初のミス。上の写真は判りづらいけど、アクリル板の下に文字が来るように黒シールを貼らなきゃなのに、コピー用紙を逆に貼り合わせてしまい、アクリル板の上に文字が来てしまった。。。1枚目の文字シールをもう一度良く見て、その接着面がアクリル板のどっちに来るかを考えると判ります。コピー用紙と黒シールを貼り合わせるとき、ちゃんと考えたつもりでいたけど、実際に妙な違和感を感じていたのはここだったのか!と納得。ま、商売じゃないから納期はないし、超面倒くさい細かい作業をもう一度やり直し。


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今度はしっかり底面に来るように切り出して、アクリル板を荒削り



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成形をして、ネジ穴をあけたところ
それっぽくなってきた


が!、ここで2回目のミス。楽器屋で気にしていたのは厚みだけだったので、よくよく画像を見返していると三角の尖っている部分は全て面取りされておらず、しっかり角が立っているではないか!しかも、これに気付いたのは上の写真のほぼ完成プレートに、スプレーで何度も何度も薄く白を重ねたその後という…。という訳で、もう一度振り出しに戻ってやり直し。ただ、スプレーをすると文字シールとアクリル板との粘着面に、白色が浸透して文字が細くなってしまうことが判ったので、少し太めにシールを切る必要があるのが判ったので良しとしよう。


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3回もやると腕は結構あがります
上が失敗(丸角・細文字)、中が完成、下がオリジナル



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完成





この作業、本当なら数日(スプレーがあるので)あれば出来るけれど、都合10日も掛かってようやく完成。その間には高尾山に2回も登っていたり、趣味っちゅうもんはのんびりできるからたまらんのです。また本来であればRickenの下(写真だと向かって右)に、現行プレートのようなMade in USAと細く書かれた文字があるけれど、そんな極小の文字を切り出すナイフ技術、は体得したいけど、は無いので潔く削除した。現行プレートのMade in USAの配置された場所と違うところも、またマニア心をくすぐるリッケン社のニクイ演出。買いもしないけど宝くじが当たったら本物のプレートを落札します。あとは、マイナスネジが欲しくなるといったところか。ヴィンテージのネームプレートはプラスじゃなくてマイナスネジが3本で留まっているようだ。USAの文字は気にならないけど、マイナスネジは換えたいかも。






今回の色々で新たな発見があった。それは、現行品ですら指板のポジションマークにも変化があること。僕のは最初に書いた通り2000年初頭の生まれで、三角インレイは指板の幅内に納まっているけれど、最近のものになるとそのインレイは指板幅全体に渡って埋め込まれているものに変わっている。丸型のポジションマーク(でもヴィンテージと現行品では直径が違うとかありそう)ではなくて、三角のポジションマークの場合は、指板幅いっぱいに埋め込まれている方がヴィンテージ感が漂うので羨ましい。他のメーカとは違って、リッケンバッカーの指板は何かの樹脂でコーティングされているので、これはもう諦めるしかないけれど、なによりネームプレートが変わって、ヘッド全体が格好良くなったのが一番嬉しい。


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自分のリッケン620


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Web上から引っ張ってきたリッケン620画像




ふと確認心をくすぐられて、椎名林檎さんのギブスのPVを見てみたけれど、彼女のギターも三角インレイは指板の全体に渡ってではなく、指板幅内に納まっていることが判明して、年代的には同じ頃に購入したんだろうななんてことが推測できた。色々調べていくと面白い事実に突き当たるものだ。しかも林檎さんのネームプレートはバッチリ尖っていたんだから、きっと同じようにプレートを変えているんだろうことまで判ってしまった。きっと自作ではなく、本物がのっていると思うけども。

こういうことには、ずっとスイッチが入ったまま進んでいけるんだけどな。ワッシャー外しも種火でずっと燃やせていたし。いよいよ残るは最後のあの部分。クリスマスの夜、サンタさんが持ってきてくれないかなぁと祈るばかりである。



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by Tashinchu | 2016-10-13 22:00 | Instruments | Comments(0)