音・岩・光

カテゴリ:Astronomy( 54 )

07042017

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ひょんなことから知ったこのカードゲーム。どんなカード遊びが出来るのかではなく、中身の写真と説明が気になって購入した。群馬の上毛かるたも気になるところだけど、それも同じような理由からで、何が書かれていてどんな感じのカードなのか、届くまで凄く楽しみにしていた。

このカードの名前の由来となった、シャルル・メシエは18世紀のフランス天文学者で、彗星を発見するのに紛らわしい天体(銀河、星雲・星団など)110個をメシエカタログにまとめたことで有名だ。オリオン大星雲(=M42)のMはメシエのMからきている。夜空に輝く恒星は簡単に言えば点なので、彗星探索でそれほど問題にはならないが、じっくり見ているとボンヤリと見えてくる、星雲や星団は彗星の見え方と似ているので、望遠鏡が発達していない当時は「もしかしたら、あれは彗星か!?」と何度も同じ天体に望遠鏡を向けては、「これ、前にも観た気が、、、」を繰り返していたんではないか?というのが理由だろう。しかもメディアの情報伝播の速度は遅く、広く一般の天文愛好家へ“彗星ではない天体”を伝えるのに、メシエカタログは大いに役立ったのではないかと想像する。


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帯でメシエさんの顔が隠れているけど、中身はこんな感じ。説明書・ゲームの遊び方の冊子を読んでみると、UNOのようなゲームが出来そうである。面白かったのは、UNOの場合は最後1枚になったときに「UNO!」と宣言しなければペナルティを受けるが、メシエカードの場合は「シャルル!」となること。最後のカードを捨てて上がるときには「メシエ!」と言わなければならないとも説明書に明記されていた。
UNOで登場するSkipやReverseなどの役札もメシエカードには漏れなく付いていて、名前がギャラクシーとかスタークラスターとか、天文の言葉をあてがわれているのも面白い。初心者用の遊びはパーセク1、少し上級な遊びはパーセク2となるそうだ。「なるほど遠くなればなるほどという意味か」と、この辺のネーミングもニクイ。UNOの色は四季を使用していて、なかなかに練られたカードゲームなのが伝わってくる。
ただ、面倒くさいのは110枚全ては使わずに、任意の50枚を最初に抜き取っておく必要があることだろうか。メシエ110天体は季節の偏りがあるので、春ばっかりだとよろしくないのは頷ける。まぁ、ゲームをするのはオプションな訳で、楽しくメシエ天体について写真付きで学べられるのは素晴らしい。当のメシアさんにとっては、何百年後に自身のメシエカタログがこんな使われ方をするとは夢にも想像できなかったのではないかと思う。


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by Tashinchu | 2017-04-07 21:30 | Astronomy | Comments(0)

03042017

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週末が晴れていたら黒点は真ん中あたりに見えていたはずだったんだけど、日が進むと太陽も自転しているので向かって右へ右へと黒点が流れて行ってしまった。それも悔しいところだけど、それよりもいよいよカメラのAFが微妙になってきてしまったのが怖いところ。AFセンサーが汚れてきたのか、マウント部の接点が磨耗してきたのか。カメラボディ側でF値が表示されずにライヴビューが効かないことも発生してくるようになってきて、一度メンテナンスに出さないと不味いかなぁと感じるようになってきた。まだ保守期間と部品保存があるうちにやっておかないとなぁというところである。

ついでにの話。
もし2日前の土曜日が晴れていたら、アルデバラン食も見られたはずだったんだけど、朝から雨じゃ希望もなくなりますわな。今回の食は日没後直ぐで、しかも月齢も小さく地球照のために月の陰の部分が薄っすら見える中をアルデバランが潜入していくという、これぼどまでに条件の良い食はなかなかないよね!?ってくらいだったんだけど、残念無念。

カメラ機材の今後も考えないとなぁ。。。父が白レンズを持っているとなると、長い目で見てSONYのフルサイズミラーレスがベストかな。それらEFマウントもAF使えるアダプタがあるし、自前のライカMマウントも使えてしかもフルサイズ。α7s系統にしたら、ISSやアルデバラン食に加えてオーロラも動画で撮れちゃうのは魅力だよなぁ~とか、色々考える(だけはタダなので)日々が続きます。そういえば横浜の隣の夫妻もCanonとSonyだった気が。SonyのボディでCanonレンズがオートフォーカスで使えるマウントアダプタがあるのですよ(もしかしたらα7系統だけかもだけど)。

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by Tashinchu | 2017-04-03 11:30 | Astronomy | Comments(0)

27032017

久々のISS可視通過を撮影。

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超久々だったので、出現方向をバチッと的中できず途中からの軌道になってしまったけど、ギリギリ冬の大三角を構図に入れることが出来たのでOKとしよう。午前中は曇りだったけど、夕刻からは雲が晴れ上がり、晴天の中をスーーーっと進んで行くISSを見られたのはラッキーそのもの。

実はこの通過前にはMisaoさんのヨガ教室を受講中で、最後のリラックス時間でISS着ますよアラームを鳴らしてしまい、、、。ISS撮影の準備をするためだと後で説明したら「まぁ、そんなことだろうと思ってたよ。」と。股関節が硬くて登れない課題を登るため!だけではないけど、ヨガを真剣にやったら柔軟性だけでなく体幹もかなり鍛えられるなぁと、お師匠様のするポーズを真似ながら、ピシッと伸びた全然プルプルしてない四肢を見て思うのでありました。



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by Tashinchu | 2017-03-27 19:30 | Astronomy | Comments(0)

10012017

好条件の中で発生したアルデバラン食。仰角はほぼ天頂付近なので山やビルに隠されることも無く、夜中の0時だったので薄明かりという感じでもないし、深夜~明け方に起きる食でもないので観測しやすいアルデバラン食だったように思う。欲を言えば、月齢が小さい半月や三日月になってくれたら映像に納めやすかったと思うけど、日本の緯度はこのアルデバラン食が起こりやすいから、またいつか起きてくれるのを待つことにしようと思う。ということはシリウス食が起きやすい緯度もあるってことになるので、明るい星の食は肉眼でもハッキリ見られそうだし、何とかして観望してみたいという気持ちにもなってくるのだけれどね。

今回の食は、潜入から始まるのでパッと消えるところを先に見られるので都合がいい。見たら寝られる訳だから。ひょっこりとアルデバランが顔を出すところも見たかったけれど、夜中の1時半頃になってしまっては翌日が、、、というのと映像を撮るときにどれくらいの時間から録画を開始すれば良いかが判らないので、今回は潜入だけを拝んでベッドに入った。赤道儀にカメラを乗せて追尾していれば長く録画は出来るけど、三脚固定では月が中央にいてくれる時間も少なく。。。まぁ兎に角、潜入が納められれば万々歳なので、その前に設定云々を含めて、試し撮りを行なった。



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上が23:40頃、下が23:53頃のようす。月の左上にあアルデバランが段々とつきに近づいているのが判る。少し正確に言うなら、本当は月が近づいているのだけれど、10分少しでこんなに動いているのだから月の動きは速い。食の始まりは00:01だったか、なので23:59頃からはカメラを動画モードに切り替えて、録画を00:03頃まで行なってみた。実際の潜入は肉眼ではぼんやりとでしか確認できなかった。というのも、さっき書いた通り月が明るすぎるためで、アルデバラン(も充分明るい星なんだけど)と月の照度差を網膜が捉え切れなかったというのが正直なところ。カメラを撤収してPCで確認してみると、これまたぼんやりだけど食の瞬間は映像に捉えることが出来ていた。ニンマリである。



17秒辺りでアルデバランが消えます



こう映像に残すのにひとまず成功すると欲が出てくるもので、今度は望遠鏡で、しかも三日月とかの時にバッチリ映像に納めてみたいもんだなぁとか思い始めてしまう私。で、次回の食を調べてみると、4月1日にあるではないか!しかも三日月で、東京の緯度だど月のど真ん中を横切るようなかたちで食が進むときた。時間は18時45分頃で仰角45度!三日月だし薄明かりの中だから、照度差も殆どないだろうし映像にしやすいんじゃないだろうか。アルデバランが明るく見られるかが未知数だけど、土曜日の夕方というのもあるし、時間がある人は双眼鏡片手に是非と思ってしまうほどの好条件の中、私は仕事をしているんだろうなぁ。。。がっくし。




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by Tashinchu | 2017-01-10 00:00 | Astronomy | Comments(0)

05012017

1日空けて5日の夕方。この日はいよいよ待ちに待った「月面X」の当日。自分は勘違いしていて、3日に起きると思っていたけれど5日の間違いだった。藤枝へ行く所用を父に任せ、自分はXが起きる時間に合わせて望遠鏡をセット。30分ほどしか見られないのかと思いきや、くっきりとした「X」以外の時間も含めると1時間くらい見られていたように思う。こういうときTwitterはとても便利で、トレンドにはならないとはいえ検索をかけると「月面X始まった」とか「これがXか」とかいった投稿を見られるので参考になるし、「どこどこは曇ってるので無理だわぁ」などの天候まで判るので非常に重宝した。「X」時間前と思ってのんびりしていたら、既に始まっているとそれのお陰で判ったくらいである。


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Vixen FL90S(SP赤道儀)+OLYMPUS E-5の直焦点撮影
ちょっとだけトリミング


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iPhone6+Vixen FL90S(接眼レンズはどれだったか忘れました)


Vixen FL90S(SP赤道儀)+OLYMPUS E-5の直焦点撮影の動画



月のクレーターをED50-200mm+2倍テレコン撮影したとき、トリミングすると何となく判るレベル程度までしか解像してくれなかったので、やはり直焦点での描写を見ると素晴らしいのひとこと。1.4倍テレコンを手放してしまったので、もしそれがあればもう少し寄った絵が取れていたのかも知れないけど、まずは月面Xの撮影に初成功ということで正月早々から沢山の天文イベントで空を見上げ、それを写真に納めることが出来て嬉しい。



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by Tashinchu | 2017-01-05 16:30 | Astronomy | Comments(0)

03012017

何度も書いている通り、ほぼ等間隔で一直線上に並んでいるということは、翌日のこの日1月3日の星空は下の写真のようになる。月が今度は火星の隣にやってきた。年明けの3日連続でこんなに天体ショーが続いて良いものかと、しかも写真でも判る通り全日で雲ひとつない快晴が続いてくれて何だか怖いくらい。この日は親戚一同がやってきて、いつものとろろナイトとなった。これだけ人数も集まると望遠鏡も今年初お披露目で、庭先に出てくることになる。


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そんな訳で、前の2日間は双眼鏡+iPhone6の組み合わせだったけれど、今回は望遠鏡とiPhone6のタッグでひとつ勝負してみたのが下の写真。見かけ視界が狭いことに加えて倍率が双眼鏡よりも上がったことも手伝って、写真でみると宇宙船の中から外の宇宙を眺めているような写真になった。瞳距離とiPhoneカメラの位置をバッチリ合わせつつ撮影ボタンをタッチするのも骨が折れた。専用ステーが自作できれば、動画の撮影(しかもiPhoneのスローモーション撮影も使える!)が誰でも出来るし、黒点撮影なんかにも威力を発揮してくれそうである。


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by Tashinchu | 2017-01-03 19:00 | Astronomy | Comments(0)

02012017

惑星は1日で大きく位置を変えることはないけれど、月は1日で大きく位置を変える。前日の1日は火星(+海王星)・金星・月がほぼ等間隔で一直線上に並んでいたけれど、翌日の同じ時間帯を写した下の写真と比べると月が大きく金星に接近しているのが判る。実際のところ、火星と海王星の離隔も結構離れているのだけれども。


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この日も同じくiPhone6を使って月と金星を撮影してみた。階調がないのでほぼ白とびをしているけれど、双眼鏡でこれくらい倍率と画角で撮影できるのなら、いつかくる金星食も撮影できるのではないかと思ってしまう。その頃にはカメラの性能も上がっているだろうし、双眼鏡なら1つを撮影、1つを観測用に使えたりもする利点があったりだし楽しみでならない。


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撮影中にこんな面白いことも起きてくれたり


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by Tashinchu | 2017-01-02 17:00 | Astronomy | Comments(0)

01012017

今年は年明けから天文的なイベントが盛り沢山で、しかも望遠鏡や双眼鏡のある実家で過ごせるのが嬉しい。まずは初日の出。これもれっきとした天文イベントであり、日本人の多くがそれを観測(拝む)ために色んな場所へ出かけているように思う。自分は明らかにそれを見逃したのを自覚して布団から出たのだけれど。。。次は閏秒。これもすっかり忘れていて見逃した。ダイヤル117で時報を何というのか気になるところではあったのだけど残念無念。グリニッジが基本なので、日本は朝9時だったのがいけないことにしよう。


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夕方からは、月と金星と火星と海王星の共演を西の空に楽しむ時間がスタート。これは日の出や閏秒のようにある一刻のことではないので見逃さずに済んだ。中央上の赤星が火星、宵の明星金星、月が綺麗にほぼ一直線上に並んでいるのが判る。海王星はというと、5等星以下だったか、等級が低くかなり暗かったので肉眼では見つけられず、双眼鏡の力を借りることになった。

通常の場合、海王星や天王星を導入機器を使わずに探すのは至難を極めるけれど、この日は火星の直ぐ横に輝いているので見つけやすいとあって、双眼鏡で火星を注視していたら驚くほど真横に輝いている海王星を見つけることが出来た。北斗七星のミザールとアルコル(北斗の拳の死兆星として有名)の離角よりも狭いところに海王星が位置しているとの情報だったけれど、まさしくそんな感じで、青い小さな星が赤い火星の横に伴星のように薄っすら輝いていたのには感動した。

2017年の初めの日に、目標というか夢としていた「太陽系全惑星の肉眼による観望」が叶ったのは本当に嬉しい。天王星と海王星は双・望遠鏡を使ってということになるけど、自分の目でレンズを通してみる最遠の惑星は、アンドロメダ銀河を見たときよりも感動の熱量が大きかった。ほぼ自力での導入は諦めていたけれど、今回ここまで近くに来てくれた火星に感謝感謝である。



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双眼鏡にiPhoneを据えて、地球照の月も撮影。地球から一番近いところにある衛星の月と最遠の惑星海王星を、そこに海王星がいることを判りつつ同時に見られる機会はなかなかないのではないだろうか。次の目標は、水星と海王星を同時に観望ということにしよう。




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by Tashinchu | 2017-01-01 17:30 | Astronomy | Comments(0)

16112016

スーパームーンなんかよりも、レアで必視の天文現象が2日後に起きるとあれば、例え寒くても翌日が仕事でも真夜中にだって早朝にだって起きて観る、はずだけどスーパームーンがそうだったように天気には勝てないもの。今回は天気予報はどんな感じか心配していたけれど、昼間から雲は出てはおらず、夜~明け方にかけてもクリアな夜空が見られそうな感じだった。


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日食は太陽が月に隠され、月食は月が地球の陰に入るのでそう呼ばれている。隠される対象が食の前に付いて名前となるなら、今回起こる天文現象はアルデバラン食となる。正式にもそう呼ばれているし、なるほどちゃんと命名ルールがあって規則正しく定義づけられているんだというのが感想。そう考えるとスーパームーンって、、、となるんだよなぁ。ただの満月な訳だし。。。嫌いじゃないんだけどね。

牡牛座の1等星アルデバランが月の後ろを通過する(正確には月が手前を横切る)のが今回の目玉現象。月は一晩でもゆっくりと移動しているので、動いている先に目立つ星があればそれを隠すように進んで行くことになり今回のような食が起きる。一番注目したいのはアルデバランなどの恒星が月に隠されるとき、月が満月でなく半月や三日月など場合で、陰になっている側から隠されると、いきなりパッと星が消えてなくなるように見えることだろう。今回のアルデバラン食はその逆で、隠されるときは月の光っている側の縁から普通に潜入していくけれど、月の後ろから出てくるときには、陰側から出現するので黒い夜空の中に突然星が輝き発生したように見えることだろう。

残念ながら肉眼では観られず双眼鏡や望遠鏡なんかで楽しむしかないんだけど(それがニュースなどで取り上げられない理由のひとつだろうな)、なかなかこういう機会はないので、夜中の2時半~3時半にかけてのイベントだったにも関わらず、目覚ましをかけて臨んでみることにした。出来れば動画をと思ったけれど、満月から2日しか経っておらず月の光量が凄すぎてアルデバランが映らずといった感じ。陰の部分も少ないので出現時のインパクトにも欠けるかも知れない。実は今年の5月のGW中にもアルデバラン食は起こっていて、しかも細い三日月の陰にという絶好の食だったのだけど、日没だったか日の出近くの地平線付近の出来事で、天気はどうだったか覚えてないけど見られなかった。ということで半年振りのイベントに心が躍る。そうなるとスーパームーンよりレアでは無いかも知れないんだけど。

上の写真は夜11時半頃に露出の具合などを見るために試し撮りしたときのもの。左下にポツと見えているのがアルデバラン。月の直径2.5倍あたりまで近づいてきている。ということは、食が始まるのは2時半くらいなので月は1時間でほぼ月1つ分弱動くことになるのか、などなど発見があって面白い。



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時計で言うと11時半の短針の位置にアルデバランが今まさに隠されようとしているのが判る。約3時間後に短針5時方向に出現することになり、その方向は陰が薄っすら出来ているので、例のパッと現われる現象が見られる、という感じ。月とアルデバランの位置関係が1枚目とは全く違うのは、狙いを定めていた三脚方向に月がおらず、眠気のせいもあって適当に手持ちで撮りだしたからという理由。構図を同一にしようとすると、ベランダからなので上の階の建物の縁やベランダのフェンス?が入ってしまうし、仕方なしにこんな感じになってます。

動画を再度トライしてみたら、アルデバランはぼんやりと映ってくれた(拡大表示でね)のでテンションは上がったけれど、上げ過ぎると眠れなくなるし、三脚を再セットしていると潜入してしまいそうだったので、そのまま望遠レンズを見ながら食の発生を、、、と考えを巡らせていたら隠れていた。。。テンションガタ落ちで、出現は見なくて良いかという意識に変わり、そのまま片付けもそこそこに就寝したのでありました。

出現動画は是非にだったけど、出現時の方向に三脚をセットするには庭に出ないといけないし、換算800mmでは迫力もないだろうしという眠気の結論。結局のところ、手持ちの状態でファインダーから月を見ると、月が明るすぎてアルデバランはやっぱり見えないし、盛大にブレて見えるのでやっぱり望遠鏡が一番なのかなと感じた。一番良い方法としては、三脚セット後にライブビューを起動して背面液晶で拡大表示して出現を観る、これが手持ちの機材ではベストなのかも。その背面液晶をiPhoneで動画に納めればめでたしめでたし、だけどそこまでする元気は無かった。

アルデバラン食は結構な頻度で起きているので、月がもっと痩せているときに再調整してみようと思う。アルデバランは月の道上にいるんだなと。明るく輝く金星が隠されたりしたら「今夜は金星食!」みたいにニュースになるかも知れない、などとも考えてしまった。結局、肝心の潜入の瞬間も出現の瞬間観ることなく終わったアルデバラン食。代償は翌日昼間の眠気でしょうか。。。



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by Tashinchu | 2016-11-16 02:00 | Astronomy | Comments(0)

13112016

とかく日本のメディアや大手企業は、ブーム(流行り)を作っては消費し次の獲物を探す、というのを繰り返しているように思える。ハロウィンなんて本来の目的から外れているし、まぁヴァレンタインも当初からそうだったけど、この日の翌日に起こる満月にしたって、である。ただこういった宣伝があって、日頃スマホなど地面方向しか見ていない人たちが、空を見上げてくれるのは良いことだと思う。

最近にわかにブームとなっているスーパームーン。定義が曖昧だし、68年ぶりっていっても1~2年に1回はそう言われる月が見られるのだから、謳い文句のつけ方には何とも違和感を感じたのが正直なところ。TVではしきりに最小の月と最大の月の見かけの違いを放送していたけれど、その中間の大きさの月が平均的なものであって、そう考えるとそこまで肉眼で、しかも比較する対象物がない空を見上げて、「おおぉ、大きい!」と思うのかどうかは疑わしい。


天気予報が翌日を雨と予想しているので、1日早い13日に月を眺めにやってきた。出来ることなら月の出を拝みたいので高いところへ。となるとスカイツリーか東京タワーか新宿の都庁展望室。国際免許を取りに行ったときに無料で観望できたことと、一度のぼっているので方角やビルのようすが思い出せたことがあり、選択肢3つから都庁の展望室に決定した。住んでいるところから一番近いのも選考理由だし、方角的にスカイツリーと月のコンビも納められそうであること、夕焼けに浮かぶ富士山のシルエットなどなど、狙う対象が沢山あるので月が駄目でも他のチャンスがありそうというのも理由。前回は南側だったので今回は北の展望室へ。南展望室からだど、もしかしたら北棟が邪魔になるかも知れないし、またスカイツリーと月が離れすぎてしまうかもという懸念があったためである。

14日のよろしくない天気予報とスーパームーン前日の情報から、同じことを考えている人は多いのかもしれないと思いきやそうでもなかった。エレベーターの前には行列はなく、55秒掛けてやってきた展望室でもカメラを抱えた集団が東側の窓を占拠しているといったことはなかった。ただ、一番の失敗は展望レストランがドンピシャで東側に設けられていたこと。南には無かった思わぬ障害物ではあったものの、他の皆さんは西側の夕焼けに夢中らしく、東側窓付近は比較的空いていたのでエレベーター横の窓から、目を凝らしてまだ明るいビル平線を眺めてみた。同じ目的を果たすためにやってきたカメラを提げている隣のおじさまも、月の出時間を少し過ぎていよいよエンジンが掛かってきているような感じだった。


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ウォーリーじゃなくて、月を探せ




写真でも判る通り、ビル平線上は空気が霞んでいるのか雲のせいなのか、晴れてはいるけれど月の出の瞬間は見られない残念な空模様で、月を探すのも一苦労だった。頼りにしていたiPhoneのコンパスは、電磁波とかの影響なのかグルグル周ってしまい方位が判らない(事前に調べたところでは79度)ので、この月の出方角計算サイトと実際のビル・ツリー並みを比べてみてようやく月を発見した。目が良いと、こういうときにも役立つ。


最初の内はおじさまもMisaoも見つけられずだったけれど、一度見えるともう見逃さないのが人間の目の素晴らしいところ。3人でワイワイやっていると、外国人観光客の男性がやってきたので月のお裾分け。同じOLYMPUS製のカメラを提げていた。そうこうしている内に、あたりは暗くなって月もパッと見つけやすくなり、西側で展開中だった夕焼けShowも終わったらしく沢山の人が東側に流れてきた。


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1枚目よりも右上に月が移っている


スカイツリーは規則的に光っているのでそれを狙ってレリーズを押すけれど、メカニカルでないデジイチの電子式レリーズボタンはワンテンポ遅れてしまうため、何度かトライしてようやく撮れるといった感じ。ブラックアウトするので瞬間の確認が出来ないし、光っているところを上手く撮れても手ブレしていたり、あれよあれよという間に辺りが暗くなっていった。ひとしきり撮ったあとは西側へ出て、東京の街を。展望室内が外よりも明るくなり始めると、照明が映り込んでしまうのでサササと広角レンズで撮っていった。レンズの上側を覆うと良いんだけど、このレンズ画角が広すぎます。


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スカイツリーよりも自分は東京タワーだな




最後は東京タワーを撮って下界へ。この頃になると空の暗さと月との照度差が増して、1枚に露出を抑えられなくなるのでGAMEOVERですな。夜景も撮りたかったけれど、真田丸とNHKスペシャルがあるので帰宅を優先。翌日は案の定の雨だったので、この日に行っておいて正解だった。




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by Tashinchu | 2016-11-13 17:00 | Astronomy | Comments(0)