音・岩・光

01052017

ボルダリングを題材にした漫画「のぼる小寺さん」の新刊兼最終巻が発売された。全4巻の4巻目。特に目立ったストーリーは無く、登っている小寺さんを淡々と見るだけの漫画。1巻の最初は(読者を取り込みたかったのかも知れない)、同人誌みたいな女性の描写が好きになれなかったけど、それを過ぎると傍観している人の一部になる感じで読める。ボルダリングとは言うものの、今の世間の認識もそうだけど、「岩」というよりは部活(小寺さんは高校生)であるボルダリング部やジム、コンペなどの、インドアなストーリーが大半を占める。自分もここんとこ岩を触ってないので、そんな感じなんだけど。5年前には考えられなかった日本のクライミング熱。今後どうなっていくんだろうねぇ。


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もうひとつ

こっちは既に4月半ばに発売になっていた「ほしぞらの探訪」の新装版。1970年代に初版が発売されて、その後一度新訂されたのちに完売になっていたらしい。いま住んでいるところには望遠鏡がないし、東京の夜は明る過ぎるので星雲とか銀河を見ることはしない。この本では肉眼や双眼鏡・小径望遠鏡で楽しめる天体が沢山載っているらしいので、それなら東京でも楽しめるかもしれないと思い購入を決めた。初版の内容をほぼ踏襲しているので、ちょっと古めかしい表現があったりするけど、当時のプラネタリウムでの説明観たいな感じがして、それもまた面白く読める。写真は白黒だけで、しかも見開き半ページ全部を1枚の写真で掲載とか、そういうババーン!といったインパクトも全くない。かなりシンプルな作りになっているのは、大きく引き伸ばしたカラー写真では、実際に観測したときとの差にガッカリしてしまうだろうことを予測して、小さな白黒写真だけに留めているんじゃないだろうか。オリオン大星雲(M42)だって、写真でみたら不死鳥が飛んでいるように見えるけど、望遠鏡ではあんな風には見えないし、写真のままを期待して覗いてみたら、何だか良く判らない淡い光が微かにという経験を持つ人も多いはずなので、これが正解だと思う。


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春の星座からスタートしてくれているので季節感もバッチリだし、これから1年かけてそれぞれの星座を楽しんで行こうと思う。肉眼では流石に楽しみめる天体が極少数しかないので、G.W.で帰省したら見られそうな天体を片っ端から見ていくつもり。そしてサブ機になった(はずの)Vixenの双眼鏡を持って帰ってくれば、東京の夜空でもそこそこ楽しめる天体を、肉眼のそれよりかはこの本からもPickup出来るのではないかと思っている。少し前に書いたけど、まずは蟹座の四辺形と、その中でぼんやりと見えるプレセペ星団(M44)からだろうな。



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by Tashinchu | 2017-05-01 10:00 | Books | Comments(0)