音・岩・光

07042017

c0238497_09215827.jpg

ひょんなことから知ったこのカードゲーム。どんなカード遊びが出来るのかではなく、中身の写真と説明が気になって購入した。群馬の上毛かるたも気になるところだけど、それも同じような理由からで、何が書かれていてどんな感じのカードなのか、届くまで凄く楽しみにしていた。

このカードの名前の由来となった、シャルル・メシエは18世紀のフランス天文学者で、彗星を発見するのに紛らわしい天体(銀河、星雲・星団など)110個をメシエカタログにまとめたことで有名だ。オリオン大星雲(=M42)のMはメシエのMからきている。夜空に輝く恒星は簡単に言えば点なので、彗星探索でそれほど問題にはならないが、じっくり見ているとボンヤリと見えてくる、星雲や星団は彗星の見え方と似ているので、望遠鏡が発達していない当時は「もしかしたら、あれは彗星か!?」と何度も同じ天体に望遠鏡を向けては、「これ、前にも観た気が、、、」を繰り返していたんではないか?というのが理由だろう。しかもメディアの情報伝播の速度は遅く、広く一般の天文愛好家へ“彗星ではない天体”を伝えるのに、メシエカタログは大いに役立ったのではないかと想像する。


c0238497_09215767.jpg


帯でメシエさんの顔が隠れているけど、中身はこんな感じ。説明書・ゲームの遊び方の冊子を読んでみると、UNOのようなゲームが出来そうである。面白かったのは、UNOの場合は最後1枚になったときに「UNO!」と宣言しなければペナルティを受けるが、メシエカードの場合は「シャルル!」となること。最後のカードを捨てて上がるときには「メシエ!」と言わなければならないとも説明書に明記されていた。
UNOで登場するSkipやReverseなどの役札もメシエカードには漏れなく付いていて、名前がギャラクシーとかスタークラスターとか、天文の言葉をあてがわれているのも面白い。初心者用の遊びはパーセク1、少し上級な遊びはパーセク2となるそうだ。「なるほど遠くなればなるほどという意味か」と、この辺のネーミングもニクイ。UNOの色は四季を使用していて、なかなかに練られたカードゲームなのが伝わってくる。
ただ、面倒くさいのは110枚全ては使わずに、任意の50枚を最初に抜き取っておく必要があることだろうか。メシエ110天体は季節の偏りがあるので、春ばっかりだとよろしくないのは頷ける。まぁ、ゲームをするのはオプションな訳で、楽しくメシエ天体について写真付きで学べられるのは素晴らしい。当のメシアさんにとっては、何百年後に自身のメシエカタログがこんな使われ方をするとは夢にも想像できなかったのではないかと思う。


[PR]
by Tashinchu | 2017-04-07 21:30 | Astronomy | Comments(0)