音・岩・光

23112016

南アルプスはなかなか手強い。祝日にレンタカーを使って向かったのは長野県飯田市。両親がオーナー契約した林檎の木が実りの秋を迎えたので、林檎狩りというわけだ。静岡組も僕ら東京組も飯田市に行くには結構な回り道を要求される。東京からは中央道で行けば1本で行けるのだけれど、一度諏訪湖あたりまで北上してから南へ下らないといけないし、静岡からは浜松あたりまで西に出てから北上するといった感じだ。その回り道をする原因が南アルプス。リニアが突っ切ろうとしているけれど、この難所は何とか残して欲しいと思いつつ、トンネルがあったら随分楽になるかもとか思ったりもした。飯田に行く機会は殆どないんだけど。

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ここからの眺めは好きだなぁ



集合は9時半だったので、6時くらいには調布ICから中央道に乗ったような気がする。ユーミンの中央フリーウェイに出てくる歌詞のままの景色が、未だに調布基地周辺にあるのは凄いことだなと感心しつつ、Misaoにはその興奮を五月蝿い(風が強い訳ではなく)と一蹴されて小仏→相模湖→大月と、渋滞に巻き込まれることなく順調に進んでいった。

天気予報どおりの曇り空で、雲に向かって進んで行くような感じだったけれど、甲府手前のPAに来るころには西の空がしっかりと見えるようになっていた。が、諏訪湖周辺や伊那あたりに来るとまたしても曇り。休憩で立ち寄ったPAの南アルプス看板が役に立たない残念な眺望が広がっていた。いつも実家の静岡では南アを東や南側から見ているので、西側からはどんな感じに見えるか楽しみだったけど天気には勝てない。で、飯田にくるとまた晴れた。忙しい空模様だったけれど、奥多摩や南アルプスなどの標高があるところに、雲が乗っかって居たんではないかと最終的には結論付けた。

甲府や諏訪、飯田など、周りに2,500~3,000級の高い山があって、そこに平地が大きく広がっている地形は静岡ではないような気がするなと中央道を走っていて感じた。伊那から飯田に下ってくるときには、林檎や葡萄畑もあってオカナガンのような景色が目の前に広がってきたようにも感じられたし、富士川や天竜川の作り出した地形は大井川のそれとはまるで違うなと、静岡は山というよりは海に影響を受けた地形が魅力なのかもと思えた。もちろん富士山の裾野のあの地形も好きだけどね。まぁ山梨・長野は海岸線を持たないから、そうなるのは当然といえば当然か。


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伊那名物のロー麺を買っておけば良かったかも




飯田IC近くのレンタカー屋で車を乗り捨てて両親達と合流。ほぼ高速しか走っていないので、ハイブリッドではないVitzだったけれど燃費が25km/L超をたたき出した。最近の車の燃費は凄まじい。この日は、うちの両親とMisaoのママも来て、何だか最初は不思議な感じがしたけど、楽しい1日になったのでまたどこかへ旅行に行くのも良いかもしれない。

林檎狩りへは農場研修センターに集合して、そこからバスか何かが出ているのかと思ったら、会場では受付だけ済ませて各自車で農場へ向かう感じだった。センターでは色々なイベントが催されていて、安曇野の林檎の木オーナーとは一味違った感じ。もち投げや、ビンゴゲーム(ビンゴが出て、何故かトマトジュースをGet)、直売・詰め放題などなど、祝日にあわせて多くのオーナーがやってきていて、ごった返していた。飯田市(なのかここの地区なのか)この戦略は上手い。静岡はお茶の時期にGWがあるから、茶の木オーナーとかどうだろう。というか、そんなことしてる間がないくらい忙しい時期だけど。



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1本の林檎の木からダンボール6箱以上もの収穫があった。隣の芝は、、、と同じで、隣のオーナーの木の方が赤くて量も多く見えてしまうのは欲深さの表れ。来年の目星は付けたのだろうか、休年と収穫年があるらしいから、同じリンゴの木を狙うのもアリだろう。収穫はものの30分ほどで終わってしまったけれど、自分で獲った林檎はとにかく美味い。密もちゃんとありボケてもおらず、この日だけで3個くらいは一気に食べたんじゃないかと思う。「ボケる」と長野で使えてニンマリの自分だった。

10軒ほどの農園がそれぞれオーナーを募集していて、1本10万円を超えるような木のオーナー資格もあるらしい。多くの農園がこの一大イベントに参加しているため、1年で終わらず複数年に渡ってオーナーを試せるようになっている。同じ農園の違うリンゴの木、同じ農園のオオーナー権利額が違う木、違う農園の木などなど、色々試せるのでリピート率も高いんじゃないかと思う。お金があれば一気に数本買うことも出来るんだけど、帰りの車内が林檎まみれになることは間違いないだろう。収穫の手間は省けるし、不作であってもオーナ権利料でまとまったお金が入るし、ほんと上手いことやるなと感心しきりだった。


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帰りは静岡駅から電車で東京へ。と、その前に静岡まで出る必要がある。中津川→土岐→豊田と高速をつなぐ方法もあるけれど、国道151号線をチョイス。Misaoさんが発見した蕎麦屋さんに滑り込み予約して昼ごはんを食べたり、道の駅で休憩したり、残りはくねくねくねくねした山道を走って、三ケ日から静岡へ。浜松市内に来る頃には暗くなっていたので、この日も富士山は見ることなく東京駅へ。帰宅してから、ドライフルーツ詰め放題のパック(M+Mで2つ)を車内に忘れてきたことを気付く。くねくね山道で振られないように、林檎を入れた段ボールに入れておいて、それをすっかり忘れていたためである。



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後日、実家から郵送で届いたパック
詰め放題の詰め方も様々



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by Tashinchu | 2016-11-23 10:00 | Sightseeing | Comments(0)