音・岩・光

04052016

八十八夜から遅れること2日、自宅の表と裏に広がる茶畑の茶摘を行なった。子供のころは、自宅以外にも河川敷のような場所に2箇所茶畑があって、GWはそれらの収穫に忙しかったような気がする。今では1ホイロ(“ヒトホイロ”≒30kg)の生茶葉が、前後の畑で採れるかどうかと言った感じだ。ホイロを漢字で書けるのか判らないけど、それぞれの茶工場の機械の大きさによってKg換算は大きく変化する。最寄の個人が営む工場はミニマムの対応Kgが30kgなので、ということだと思う。

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四半世紀前までは手摘みが基本だったけど、だんだんと機械化が進んでいて、最近では独りで運転するマシンも登場している。高齢化が進んだ過疎地域ではそうするしかないんだろう。自分達は原付式の2人刈り手持ち機械で茶刈を一気に進めて、何とか午前中に仕上げることが出来た。


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機械を使うとどうしても、硬い枝であったり新芽ではない古い葉っぱも一緒に刈り取られてしまうので、手作業でそういった異物を取り除いていく必要がある。その後、通気性の良い袋にいれて重さを量り、1ホイロになるまで日陰に一旦保管しておく。これは、詰まれた瞬間から茶葉の発酵が始まってしまうためで、それを抑制するため袋に入れる際にもぎゅうぎゅうに詰めず、ふんわり入れておくのがポイント。それでも、少したってから袋を触ってみると、茶葉袋全体が温かくなっているのだからテンポ良く進めていかなくてはならない。半発酵したものが烏龍茶で、完全発酵したものが紅茶になる(だと思った)。蒸すことで発酵を止めるので、茶工場で最初に待っている機械は蒸し器が鎮座していて、この蒸気が換気扇に吸われて外へと排出されるため、茶工場周辺では独特のあのお茶の香りが立ち込めている。この実に清清しい香りが周辺に広がってくると「シーズンが始まったなぁ」と感じることが出来る。御茶所に生まれた特権と言っても良いかもしれない。




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今ではボクシングの軽量の際にしか目にしなくなった、旧式というか天秤式の重量計で1ホイロになったことを確認して茶工場へ。この重量計の使い方が判る若者はいるだろうか。アナログだからといって侮ってはいけない。精度の高いものでは、しっかりと1gから計測してくれるし、スーツケースの重量を量るときには、一般の体重計では目盛りがケースで隠れてしまうけれど、これなら目盛りは腕の部分にあるので悠々と計測が可能なのだ。自分が乗って目盛りを合わせて行くときのスリルなんかも、ダイエット時には緊張感があって効果が出そう。順番待ちの各茶農家の生茶葉が、今か今かと出番を待ち構えている。ちゃんと手入れをしている畑の葉っぱは、1枚1枚が均一で色も統一感がある。





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by Tashinchu | 2016-05-04 12:00 | MISC.