2014年 03月 23日
23032014 |
大井川鐵道が運行するSL。Steam Locomotiveの略だと言うのを知ったのは、地元の「SLの見える丘」看板の英訳を見たときだった。
灯台下暗しとは言ったもので、幼い頃からずっとSLを見ているため、今まで写真に撮ろうなんて思うことは全く無かった。しかし、地元紙には同鉄道が2014年度のダイア改正で本数の大幅減を決定したとあり、更にはニュースで寝台特急「あけぼの」のラストランの様子が生中継されているのを見るにつけ、いつかはこのSLにもラストランがやってくるのではないかという感慨に包まれた。そうは言っても、なかなか実行に移す日がやってこなかった訳だけど、ふとしたことからこの週末は2日連続でSLの撮影に費やすこととなった。
当初は旧中川根町の史跡を写真におさめつつ、地域の住民の話を聞いてまわろうと思い車を走らせていたのだけれど、その途中で車の行列駐車を発見。このポイントはSL愛好家が撮影で良く使う場所だというのは知っていたので、興味本位で自分も足を運ぶことにした。川べりまで車で下って土手沿いに車を停めて驚く。西は京都・岐阜、東は千葉や足立・湘南ナンバーがついた車でいっぱいだった。ここまで広い地域から、週末を利用し朝早くからやってやってきている人のことを思うと、自分は何だか申し訳ない気持ちになる。
ポイントに到着すると、見事な山桜が迎えてくれた。なるほど、鉄道愛好家の方々はこの桜の開花もバッチリ予想(もしくは口コミを)出来ているのだろう。橋脚下からのショットには10人弱、線路脇には15人ほどの愛好家が三脚を並べて、今は遅しとSLを待ち構えていた。日曜日は更に多くの人で溢れていた。フィルムカメラの姿もある。若い女性の姿も見られた。
僕のイメイジでは、場所取りでいざこざが起きるような気がしていたので、なるべく隅っこのほうで大人しく行こうかと思っていたら、皆さん気さくに場所のやり取りをしていて、相像とは違う穏やかな雰囲気の時間が流れていた。線路脇の茶畑に侵入し三脚をセットする人も居なかったし、枝や草を邪魔だと折るという姿も見られなかった。ルールを弁えない一部のマニアの残念な行為が、ニュースで大きく取り上げられているだけなのだろうと思うと、こういった良い面を見られたのは非常に嬉しい。もっと発信されていくべきことなのかも知れないし、客観的に見る目を持つことが大切なのを気付かされる。Jリーグの無観客試合や岩場とクライマーの関係なんかも同じだろう。
2日目の2本目は場所を移して、地名(じな)と言う地名(ちめい)からSLを狙うことにした。2日とも非常に良い天気で、青空に浮かぶ雲が初夏を思わせるほどに湧いていた。SLも負けじと白煙を豪快に上げて走り過ぎていった。
日本一短いトンネルとして話題(にはなっていないだろうけど)の索道保護用トンネルを抜けてくるSL機関。大井川鐵道HPによると、会津若松で運用されていたらしい。コタツ列車の走っているあの路線だったのだろうか。一度は乗ってみたい列車だったので、なんだか一気に親近感が湧いてきた。その当時の車体プレートと現在の車体プレートでは、少し違っているけれど何故なんだろう。気になるけれど、オリジナルプレートは会津に記念として残してきたのだろうか。
カメラが苦手とする、コチラへやってくる被写体への追尾フォーカスだったけれど、マニュアルでも補助してやりながら何とか数枚はプレートにジャスピンしているものを撮ることができた。これは運転手用の窓にピンがきているけれど、それはそれで良しとしよう。トンネルの向こう側200mほどのところに地名駅があり、ホームは上りと下りの2車線に分かれているため、時々普通電車同士が上り・下りの行き違いをここで行うことが僕の学生時代はあった。今でもするのであれば、ここから駅ホームに並んだ2台を狙うと言うのも面白そうである。普通電車とSLだったら最高なのだけれど、それがあったら張り込みをするくらいの気力でGetしたいものだ。
鉄道・SL愛好家の気持ちが判ったような気がした週末2連戦だった。旧中川根の史跡巡りはまたの機会に。。。
灯台下暗しとは言ったもので、幼い頃からずっとSLを見ているため、今まで写真に撮ろうなんて思うことは全く無かった。しかし、地元紙には同鉄道が2014年度のダイア改正で本数の大幅減を決定したとあり、更にはニュースで寝台特急「あけぼの」のラストランの様子が生中継されているのを見るにつけ、いつかはこのSLにもラストランがやってくるのではないかという感慨に包まれた。そうは言っても、なかなか実行に移す日がやってこなかった訳だけど、ふとしたことからこの週末は2日連続でSLの撮影に費やすこととなった。
当初は旧中川根町の史跡を写真におさめつつ、地域の住民の話を聞いてまわろうと思い車を走らせていたのだけれど、その途中で車の行列駐車を発見。このポイントはSL愛好家が撮影で良く使う場所だというのは知っていたので、興味本位で自分も足を運ぶことにした。川べりまで車で下って土手沿いに車を停めて驚く。西は京都・岐阜、東は千葉や足立・湘南ナンバーがついた車でいっぱいだった。ここまで広い地域から、週末を利用し朝早くからやってやってきている人のことを思うと、自分は何だか申し訳ない気持ちになる。
C11型190号機
ポイントに到着すると、見事な山桜が迎えてくれた。なるほど、鉄道愛好家の方々はこの桜の開花もバッチリ予想(もしくは口コミを)出来ているのだろう。橋脚下からのショットには10人弱、線路脇には15人ほどの愛好家が三脚を並べて、今は遅しとSLを待ち構えていた。日曜日は更に多くの人で溢れていた。フィルムカメラの姿もある。若い女性の姿も見られた。
僕のイメイジでは、場所取りでいざこざが起きるような気がしていたので、なるべく隅っこのほうで大人しく行こうかと思っていたら、皆さん気さくに場所のやり取りをしていて、相像とは違う穏やかな雰囲気の時間が流れていた。線路脇の茶畑に侵入し三脚をセットする人も居なかったし、枝や草を邪魔だと折るという姿も見られなかった。ルールを弁えない一部のマニアの残念な行為が、ニュースで大きく取り上げられているだけなのだろうと思うと、こういった良い面を見られたのは非常に嬉しい。もっと発信されていくべきことなのかも知れないし、客観的に見る目を持つことが大切なのを気付かされる。Jリーグの無観客試合や岩場とクライマーの関係なんかも同じだろう。
2日目の2本目は場所を移して、地名(じな)と言う地名(ちめい)からSLを狙うことにした。2日とも非常に良い天気で、青空に浮かぶ雲が初夏を思わせるほどに湧いていた。SLも負けじと白煙を豪快に上げて走り過ぎていった。
C10型8号機
カメラが苦手とする、コチラへやってくる被写体への追尾フォーカスだったけれど、マニュアルでも補助してやりながら何とか数枚はプレートにジャスピンしているものを撮ることができた。これは運転手用の窓にピンがきているけれど、それはそれで良しとしよう。トンネルの向こう側200mほどのところに地名駅があり、ホームは上りと下りの2車線に分かれているため、時々普通電車同士が上り・下りの行き違いをここで行うことが僕の学生時代はあった。今でもするのであれば、ここから駅ホームに並んだ2台を狙うと言うのも面白そうである。普通電車とSLだったら最高なのだけれど、それがあったら張り込みをするくらいの気力でGetしたいものだ。
鉄道・SL愛好家の気持ちが判ったような気がした週末2連戦だった。旧中川根の史跡巡りはまたの機会に。。。
by Tashinchu
| 2014-03-23 13:00
| Photograph