2017年 08月 11日
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帰宅したら、そのまま奥大井湖上駅の観望スポットへ。秘境駅という名前で話題になっているようで、この日の午前中にもTVで取り上げられていた。秘境とはいえ、電車は走っているし車で行くことも出来るので、昔の白川郷のような秘境秘境した感じではないけど、都会の人からしたら、電灯も無くコンビニが無くて人がおらず、山ばっかりのところは秘境に見えるんだろう。
少し前に通過していった台風5号の影響でダムから下流の流れは濁っており、いわゆるエメラルドグリーンの湖面を見ることが出来ないんじゃないかと諦めていたけれど、なんとダム湖だけは濁っておらず緑と朱の鉄橋を楽しむことができた。お使いでダム湖の上流へも行くことになったのだが、ダム湖が終わったあたりでまた水が濁り始めていて何とも不思議な感じだった。きっと土砂の流入を防ぐ砂防えん堤とそこに溜まった流木のお蔭なんだろう。隣を流れる寸又川にかかる夢の吊り橋のSNS投稿を見ていると、「せっかく来たのに濁っててエメラルドグリーンじゃなかった。」などの記述が見られたので、湖上駅の方が景観的には正解だったんじゃないかと思う。
そして、この展望スポットは一般には知られていない、まぁGoogle Mapsで直ぐ出てくると思うけど、林道端から眺める場所に位置しているので、その道のりがこれまた台風の影響でかなり悪かった。途中からは未舗装になるし、道路上には土砂が道を削って出来た沢みたいのがあるし、もちろん落石も数箇所あったので、お勧めは絶対しないし自己責任でである。展望ポイントは足を踏み外すとサヨウナラな場所で、帰りも旋回場所を誤るとこれまたサヨウナラという、秘境駅というよりは秘境ポイントと言っても良いだろう。そんな感じなので、橋を見るなら正規の展望ポイントを強くお勧めする。到着したら雨が少しの間だけ止んでくれた。箱根・日光と同じ雨→曇り男の図式がいよいよ確定してきてしまった感じがする。
写真の左下をみると判るように、木を伐ってレインボーブリッジ全体が見えるように整備されているし、ガードレールもしっかり設置されているのでここから眺めるのが正解だろう。少し前まではこのポイントまで車での乗り入れが可能だったけれど、ブームの影響か手前のトンネルで車を降りて徒歩で向かう必要がある。といっても50mほどなので歩けるのであれば問題ないだろう。タイミングよくトロッコ電車が走ってくれたりすると写真栄えするんだけど、ご覧の通り天気が天気だったので全景を写して上流へのお使いへと向かった。レインボーブリッジと湖面にフォーカスするならここ、蛇行して進む大井川の流れが見たいのであれば最初に登った展望ポイントという感じだろうか。早朝であれば霧が出ているかもしれないし、橋脚が湖面に反射しているのを写真に納めることができるかも知れない。紅葉の中をカヌーでパドリングしてみたいものである。
by Tashinchu
| 2017-08-11 16:30
| Photograph